FACTA創刊!
久しぶりに読みたいと思う月刊誌が創刊された。それが「FACTA」(2006年4月20日創刊5月号)だ。サブタイトルには「オンリーワンの総合経済誌」と銘打たれている。創刊からオンリーワンだなんて大きく出たなと思うなかれ。それには実績の裏づけがあるのだ。
そもそもは三万人のための情報誌「選択」のお家騒動(?)が発端だった。「選択」も定期購読しているが、日本にある数少ないクォリティペーパーの金銭不祥事に仰天したものだった。その不祥事発覚のときに阿部重夫編集長と有能な編集部員がごっそり抜けて作ったのが、この「FACTA」だ。
かつての「選択」という雑誌をオレ目線でわかりやすく説明すると、お笑い番組「やりすぎコージー」だといえる(笑)。この番組は、ひがしのり曰く「一般人はだーれも見てへんっ。見とるのは業界人ばっかりや。業界人はよーみとるでぇ!」
かつての「選択」も、一般人はあまり知らないが業界関係者はみんな読んでいる雑誌だった。そういう雑誌としては「噂の真相」(ウワシン)を思いつくが、黒字休刊して岡留編集長は沖縄暮らしを決め込んでいる(最近はそうでもないようだが^_^;)。「選択」はウワシンほどゲリラ的でなく、取材力に裏打ちされたバランス感覚のあるクォリティペーパーとして有名だった。
創刊号「FACTA」でかつての「選択」がそのまま蘇った。だからこそ創刊号からオンリーワンを自負できるのだと思う。いや、サブタイトルに総合経済誌と銘打ってある通り、経済に重点を置いた誌面構成になった。非常に有益かつありがたい雑誌だ。即効で定期購読を申し込んだ(大手取次の影響力に頼らず拘束されないよう書店売りはほとんどしない)。
オレは子どもの頃から雑誌大好きっ子だった。それこそ明星・平凡・近代映画などの芸能雑誌(70年代)に始まって、特定ジャンルに興味を持つと入手可能な雑誌をすべて点検し、3つ程度いい記事があると定期購読していた。プロレス(80年代)、アニメ(80年代)、映画(80年代)、音楽(90年代)、パソコン(90年代)、ウワシン(90年代)がメインだったが、益子直美さんにはまった中学高校時代はバレーボール雑誌も買っていた(笑)。
だから大人になってもジャンルは経済や政治に変わったが定期購読雑誌がある。「FACTA」もそのひとつになった。「選択」もとりあえず続けている。これで毎月1日、10日、20日と毎週金曜日に定期購読雑誌が届く。ちょうどいい日柄だ。正直、これ以上は雑誌に割く時間がとれない。「限られた時間でクォリティの高い雑誌を日本語で」というコンセプトで考えるなら、個人的には最高のラインナップなのだ。「FACTA」はついにリリーフエース登場って感じだ。毎月20日発行はナイスですぅ!
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