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2006.02.04

小早川伸木の変則マッチ

久々にドラマの話題でも。今クールで一番見てるのは、なぜか「小早川伸木の恋」だ。なぜかって言い草もないわけだが、当初ノーマークだったので。

なんで見てるんだろうと自分なりに考えた。まず唐沢寿明だ。山口智子が愛した男と言ってもいい。そこが魅力だ(笑)。ボクは唐沢寿明が最高にマッチするのは「ラブコンプレックス」のようなエキセントリックな役だと思って生きてきた。「白い巨塔」にしても、シリアスではあるがやはりエキセントリックな財前はやはりハマリ役だったと思う。ナチュラルな山口智子とエキセントリックな唐沢寿明という、ドラマ界職場結婚組最大のマッチングに感動すら覚えているのだ(うそ)。

その唐沢寿明に、腕利きの外科医ではあるが平々凡々な夫の役が務まるのか、という勝手な心配があった。「小早川伸木の恋」が唐沢寿明という狂気の役者を乗りこなせるのだろうかと。だがその心配を払拭してくれたのが、脇を固める強烈なキャラクターたちだった。

なんといっても唐沢以上にハマリ役の片瀬那奈(妻の小早川妙子役)。エキセントリックさが板についている!そして今後の展開が期待できる紺野まひるの作田カナ。この二人が演じる女をひとことであらわせば、「めんどくせっ!」

対照的な女たちだが、そのめんどくささは東西横綱クラスだ(笑)。妻妙子のめんどくささはわかりやすいが、作田カナが愛人になったとしたら、超めんどくさいのではないだろうか。今後の展開でそれが露出してくればこのドラマはさらに面白くなると思う。どっちも知ってるタイプなので深く追究し始めるとオレのボロが出るからやめたいが、この常軌を逸しためんどくささが唐沢の置かれた状況そのものを非現実へと誘う。

そして前回の話では、教授戦に絡んで借金まみれの同僚助教授の人間性の変化やまたまたそれを的確に見極める作田カナなどなど、平凡なはずの小早川伸木は平凡ではいられなくなっていく。そこからが唐沢の真骨頂ではないだろうか。

つまりこのドラマは本来エキセントリックであるべき唐沢寿明を平凡(常識人)という位置に置いて、相対的にまわりの人間を過剰に非常識に描く。だが唐沢がそれで収まるわけがないじゃんかっていうドラマ通の期待を、あたかもジョーズが近寄ってくるかのごとくジワジワと盛り上げてくれるのだ。

だとしたら、その唐沢が爆発したときどうなるだろう。あの唐沢寿明を平凡というコマに置いたときに、すでにこのドラマはかなりポテンシャルの高い非常識の域に達している。それが爆発したときの達成感はものすごいのではないか。その期待感がオレを惹きつけているのではないかと思う。本当に爆発できるのかという不安感と一緒に...。

逆に言えば、唐沢寿明のエキセントリックさを相当にオレが買っているということだと思う。だからこのドラマは唐沢寿明vs共演者たちの変則マッチなのだ。いわば唐沢寿明はドラマ界のアンドレ・ザ・ジャイアントなのだ(これが結論か?)。

ついでにさっき書いた「めんどくせっ!」って感想は、さまーず(というかマイナスターズ)のみむら(というかミタムラさん)に由来してる。このドラマにはみむら教授が出てきますが、このみむらつながりと「めんどくせっ!」って感想とはどこかでつながっているような気がする。マイナスターズ魂と同じ感覚で作られたドラマって気がする。エンディングテーマ曲のアンマッチ度の高さも含めてチグハグさがすごい(^_^;)。ボクは好きです。

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