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2006.02.22

家庭でテストの復習してますか?

takさんから「とんだインチキメール」にトラックバックをもらって、takさんの記事にコメント書いていたら、家庭での教育の問題点について思いついたので、ひとくちメモしておこう。takさんの記事とか疑惑メールとはぜんぜん関係ない、家庭学習のまじめな(世間への?)提案です。

子どもが学校のテストで満点を取れずに持ち帰ってきたとき、そのテストを見てどう対応しているかってことなんです。たとえば75点なんていう微妙な点数で持ち帰ったときに、どう声をかけるのか。20点だったらどうするか。

そもそも点数を話題の中心に持ってきているご家庭が非常に多いのではないかという気がする。でも点数というのは一時のことで、実は取れなかった−25点の中身に子どもが伸びるチャンスを見出すべきなんです。

小中学校のテストなんてのは、答えがハッキリとしている問題ばかり出るので、100点が取れてあたりまえという前提に立ってもいいです。でも実際はなかなか100点じゃない。そのときに取れなかったことを責めても建設的ではないですよね。

なぜ取れなかったのかと一緒に考え、自宅でそのテストの問題の(自分にとっての)問題点を親子で再検証することが非常に大事なわけですよ。これをいきなり中学生の息子に対してやるのは親もしんどい(笑)から、小学校低学年のときから、常にテストで解けなかった問題を親子で検証し、もしそれでも解けなければ親子で学校の教師に質問に行ってもいい。そのくらいのコミュニケーションをやってしかるべきなんです。

成長速度には個人差もあるので、別に小学校2年生1学期の問題を3年生になってから解けてもかまわないんです。小学校2年生1学期にどうしても解けなければ、とりあえずペンディングにしておいてもいい。ただしいつかそれを解く必要があるということで、親がストックしておけばいい。いわば間違いデータベースです。抽象概念や論理的思考が身につけば自然に解けるようになるんで。そして小さい頃から解けなかった問題が解けるようになっていく自分を認識させることが自信につながるわけです。

はじめから解けた問題というのは、フロックの場合もあるし、そのまま放置しちゃうからその後忘れるリスクがある。でも間違えた問題には確実に失敗の原因があり、そこを復習することこそが学習本来の姿なわけです。だから解けずに持ち帰ったテストなんてのは、親にとっては子を理解する絶好のチャンスであり、親の方が真剣にテストの内容を吟味するくらいのことをするべきだと思う。それでもう一回自宅で時間無制限の追試をやって100点の花マルをつけてやればいいんです。それをうっとおしいと子どもが思うなら、逆にいい点取って帰ってきますよ。親がウザいからって(笑)。

小中学校のテスト結果なんてのは長い人生のなかでどれだけ必要かと考えるとたかが知れています。しかしそれへの取り組み方(過程であり家庭である)の蓄積は、確実に子どもに影響する。本気で子どもの学習に付き合う気があるかどうかが重要なのであって、点数だけで子どもを判断するような関係性をできるだけなしにしてはどうだろうと思っています。

ま、それでオレみたいな屁理屈男が完成しちゃう場合もあるんだけどね(笑)。なぜか教育評家としての一面も持っているポップンポールの長い長いひとくちメモでした(笑)。「待つ」という教育はサドベリーバレースクールなどで少しずつ日本にも紹介されてます。『「超」学校』はそれを日本に紹介した最初の一冊でした。

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Comments

子供のテスト。間違った問題は一応自宅で一緒に解いてみたりしています。が、最近の小学校の解き方って昔と違ってたり…
子供に負けたくないので、こっそり書店で先生向けの指導要項を読んでみたりしてます。
そんな微妙な苦労をして子供に苦手の算数を解かしてプリントを完成し、もって行かせたら、算数担当の先生に、いつもできないのに、誰かのを見たんじゃないの?と言われて帰ってきました。似たような問題を学校では解けなかったかららしいです。
でも…言うかなー、こんなこと、と少々憤慨。
落ち込む子供には「先生に言われた言葉より、自分が解けたことを喜びなさい。」と言って、家族中で大げさなほどほめまくってやりました。苦手な子にはまず自信を!自信をもてたらほっといても子供はやる気をだすものだと実感しました。このごろは一緒に夜算数をがんばってます。
わからない所を質問するのに「先生に聞くのはイヤ。」といわれる先生もどんなかな…
教員免許とるのに児童心理学もあるんじゃないのかなーと思う今日この頃です。

Posted by: 紫苑 | 2006.02.24 at 21:54

親子二代にわたって教師運が悪いようで(笑)。こればっかりは選べないからなぁ。サドベリーバレー的な学校なら多少選べるんだけど。

学校ではいろんなプレッシャーがあるんで、苦手な教科はさらに苦手になっていく負のスパイラルがあるんだよね。フィギュアスケートで失敗ジャンプを繰り返しているような気分を蓄積していく場だからねぇ。そこにコーチであるべき教師が無責任なこと言ってちゃ心配だねぇ。

まぁ家族が別の価値観で引っ張っていくしかないよね。別の価値観でもゴールは出来るってのが、社会の面白いところだと思うし。正解はひとつじゃないわけだから。その点では日本の教育って確実に失敗を繰り返しているんで、あまり信用せずに利用できるところだけ利用していけばいいと思います。タダより高いものはないとも言うけど...。

学校での時間以上に学校外での体験を充実させてあげるべきだと思うけどね。本物の感動とか感激とかってのは学校には絶対にないからね。体験したがることにはトコトン付き合ってやるべきだし、その結果に対しての責任はしっかり取らせるべきだと思う。

私個人の学校生活は、3年逃げ切れば終わりだっていうことだけがせめてもの救いだったからねぇ...。中一の夏休みワークはまだ提出してないし(笑)。ただそういう学校という世界を反面教師にして、それ以外の世界に大きな興味が沸いたことは良かったと思います。それが学校の効用だったかな。学校のほうが実は特殊な社会であって、それはそれで気楽に楽しむというスタンスでいいのでは。友達も出来たりするわけだし。でも子どもの頃に学校任せだと確実に失敗するから期待しすぎず、そんなものだと割り切って、子どもは家庭で育てることが重要でしょうね。

Posted by: ポップンポール | 2006.02.24 at 22:57

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