2006年は平穏に
なんて日記みたいなこと書くわけないだろ(笑)。でも、本当にそう思ってはいる。2006年はエアポケットのような年になるんじゃないか。嵐の前の静けさというか。
コイズミ劇場がようやく主役交代だけど、演出家として残るつもりだろうから、続編も似たような茶番劇に終始するだろう。
米中急接近と米国の極東戦略変更とで、日米安保も怪しくなりそうじゃないか。米軍が出て行ってくれて良かった良かったと思ってしまうが、これで日本がいっそう切りやすくなる。豪州・中国・インド・米国による新しい環太平洋戦略の軸が出来る。シンガポールも金融の分岐点として重要なポジションにある。台湾と中国も大変仲がいい。
日本にはいったい何があるんだろうと最近思う。輸出できる資源も無い、自給できる農産物も無い、誰も責任を取らない、勝ち逃げすることしか頭にない、だからモラルもない、借金は返すあてがない、借金地獄な生活に起死回生のチャンスもない、チャンスがないから人材も育たない、国家財政を監視できる会計基準もない、官僚は手をつける気もない、政治家も政党内政治しか見えていない、サラリーマンは怒らない、怒っても仕方がない、だから投票もいかない...。でも「改革してます」の一言を信じちゃう。どこを?の追求もない。
よーく考えてみて欲しい。なにもとりえがなく借金まみれだがお高くとまっているだけのヤツを誰が助けたいと思うのか。最後の財産をむしり取ろうって人間だけが近寄ってくるよ。コイズミがやってきた仕事は、ないものづくしの時間稼ぎでしかない。ハリボテ国家だ。虚栄ともいえる。手のうちようがないから、支離滅裂でも面白いキャッチフレーズで場を持たせてきたわけだ。コイズミの支持層はコイズミにムチ打たれてきた(そしてこれからもムチうたれる)層だという。ここはマゾ国家か。ハリボテのなかでマゾヒストがニコニコ笑っている。ホラー映画だ。
既に国力は衰退するしかない。借金は消えない。戦争するかインフレにするかしかなくなってる。だが戦争はムリだ。アジアを切り米国に切られたら孤立するしかないからな。昔は孤立しても戦争したけど、いま幸か不幸か教育の成果か兵隊がいない。するとインフレしか残らない。でもインフレやりますとはいえないから、ちょっと隣国との対立姿勢を見せて戦争も視野入れさせようとしているかのようだ。憲法改正もべつにどうでもいい。そのうち憲法なんて無力になるから。そのときまったく新しく作ればいい(どっかのパパに作ってもらうでもいい)。とにかく一度リセットするしかなく、それがいつなのかだけが焦点だと思う。
そうはいっても2006年、国内はポスト小泉に明け暮れるだろう。時間稼ぎのお祭りにはもってこいだ。誰がババをいつ引くかが今後の日本の最優先課題だ。そのときまでに逃げ切れるかどうか。モラルなんて信じちゃダメだし、性善説なんてちゃんちゃらおかしい。残された時間に、いかに勝ち抜くか、そしてそれはとりあえず今年じゃない。今年は時間稼ぎの年だ。だから今年は平穏に過ごしておこうという結論になった。
そんなことより年賀状書かなきゃな...。風呂先に入ろう。
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