そして0777復刊へ!
最初の記事を書いたのは2003年の冬でした。そしてついに、レース鳩0777(アラシ)復刊への道、堂々完結編です!
おや?と思われた方もいるでしょう。全7巻だって!?そう。この復刊は昔のコミック2冊を一冊に合本しているようなんです。これって、前にどっかで電子コミックかなにかで見たことある体裁だなぁ...と思いつつ、しかし内容が大切。コレクターズアイテムとして眠らせるためのマンガじゃないんですからっ!
「レース鳩」というとマニアな世界の話のように思いがちですが、このレース鳩0777は、そんな表層よりも、描かれる子どもたち、そして鳩たちの生きる姿に素直に感動します。
昔、感動した子どもは多かったと思うんですけれど、しかし最終回を覚えていない...。そういうマンガだと思います。だからこそこの復刊は意味がある。しかし最後だけ読むんじゃ味気ない。当時にもどって、最初からしっかり読み耽りたいじゃないですか。感受性豊かだったあの頃へタイムスリップしましょう!
予約分の発送時期は11月下旬のようです。
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コメント
楽天ダウンロードで読めるみたいですが、
やっぱり復刊に意味があるんですか?
http://dl.rakuten.co.jp/shop/rt/prod/105004413/
投稿: あんどう | 2005/10/18 19:56
出版の未来を暗示するようなコメントありがとう。まぁ、その意味なんて考え始めると、あんどうさんのやってることでいえば、年賀状はメールで済むのに自作イラストつき年賀状プレゼントをやる意味があるんですかってことにもなっちゃうからな。
12万円で購入した手塚治虫全集DVDを持っている身からすると、紙でなけりゃ読破できません(笑)。ボクが子どもだったら必死で読んでるかもしんないけど...。
究極的には、欲しいものは欲しいということ以外に意味はないかもしれません。それに意味があるかどうかは、電子書籍版が出ていることを知りながら投票したボクたちの復刊要望コメントを読んでみていただくのが一番いいと思います。復刊ドットコムの根幹に関わるテーマですから。
今回はボクら読者の熱意と、復刊ドットコムスタッフさんの尽力と、版元担当者さんの決断でひとつの成果物を生み出せたことを素直に喜んでいます。価格も決定しました。楽天DLでそろえると合計5880円ですが、復刊本は6983円。1103円の差(2冊につき約158円の差)で出せたのもすばらしい!
ちなみに「60億のシラミ」は、某マンガ店で全巻大人買いしてしまいました。「アイン」全6巻はいまでも大切にして読み返しています。「希望の伝説」全3巻(2.5巻?)も。オレ、かなり飯森広一ファンであることは間違いない!
投稿: ポップンポール | 2005/10/19 02:25
いやー、失礼しました。
すごくファンだったらもちろん私も紙のほうがいいです。
ただ、読んでみたいくらいだったら電子でいいのかなと
思ったのです。
私の友達も復刊.comに申請をしている人がいますが、
そこまで思い入れがある漫画や本があるのが羨ましいです。
投稿: あんどう | 2005/10/19 07:49
本を読んだり楽器を演奏したりという能動的な行為は、たぶん子どもの時代に身につけないと一生身につかないので、全国のママさんにはマンガでいいから、お子さんには本を読む習慣をつけさせて欲しいですね。
本に関して言うと、ただ読む(眼で追う)という行為に「ペラペラめくる」という身体活動が伴うことで体で論理を把握していける。ヴァーチャルとは決定的に違うと思います。それは前にもここで書きましたが、各種電子辞書にもいえると思います。
「モノ」の物質感と身体活動とは密接に結びついていると思うので、電子ゲームよりはリアルゲーム(駒を手で動かす、外で遊ぶなど)、ヴァーチャル書籍よりはリアル書籍(ページを指でめくる、斜め読みできる)を、子どもの時代には体験してくることが重要ではないかと思っています。
電子本にはお手軽かつ断片的内容でOKなものというメリットというか特性はあると思うので、某週刊誌が記事の切り売りを電子メディアでやってますが、ああいうのは正解じゃないかと思います。
投稿: ポップンポール | 2005/10/19 08:10
初めまして、復刊ドッドコムの掲示板から来ました。
予算がないので今は予約できないのですが、
一般発売を楽しみにしているところです。
ダウンロード版だとロゴもかわってしまうので、
オリジナルロゴつきの復刻版はやはり嬉しいですね。
投稿: ゆかわ | 2005/11/03 18:25
ゆかわさん、こんにちは!
おっしゃるとおり表紙はオリジナルに近いつくりですね。題字もたぶんオリジナルだと思います。ただ版元は秋田書店ではなくて未来書房という出版社になってました。
今回復刊ドットコムで交渉成立した復刻版は、おそらく前から一部で話題になっていた合冊本ですね。奥付も2001年でしたので。その合冊本が一応表舞台に認知されたという感じだと思います。でも各巻とも合冊でちょうどいい分量だと思います。
ちょうどいま10巻目(合冊5巻目)まで読み終わったところです。最近このブログの更新が滞ってるんですけど、0777を読んでいるのも原因のひとつです(笑)。ここまでで4回ウルウルしたんですけれど、どこでウルウルしたかは、また読み終わってから書く予定です!
自分でもここで涙するのかとビックリしたり、あぁこんなエピソードあったよなぁ!と思い出し笑いしたり喜んだり、大人になった今だからわかる作者の意図みたいなものも読み取れたりして、買ってよかったですよ。
投稿: ポップンポール | 2005/11/04 02:45
前の書き込みドッ「ド」コムって書いてますね・・(恥
ロゴの「鳩」の文字にハトの絵があしらってあるのが好きだったんです。
復刊は秋田書店からではないのですね。
なぜ2001年に出なかったのか事情は知りませんが、
こうして表に出てくれただけで嬉しいです。
>大人になった今だからわかる作者の意図みたいなもの
そこは自分も楽しみだったりします。
楽天のお試し版を読んでもう泣きましたが(笑)、
当時感動はしたものの、泣きまでは入りませんでしたから・・。
そこはつまり、自分に変化があるわけで。
読み終わった感想を楽しみにしております!
投稿: ゆかわ | 2005/11/04 21:07
読み終えました。「大人になった今だからわかる作者の意図みたいなもの」にたどり着く前に、感動のアラシに咽び泣いておりました!まったく冷静に読めなかったわけで...。
でも私も今だから泣けるってところはたくさんありました。大人の感傷というだけでなく。やはり名作ですね!
投稿: ポップンポール | 2005/11/07 00:41