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2005.07.23

ドラゴン桜は相場教室だ(笑)

買うときに搾取され、売るときに搾取され...。前回のドラマ「ドラゴン桜」での印象的なセリフだが、まさに素人投資家そのものじゃないか(笑)。

ドラマ「ドラゴン桜」は印象的なセリフが多いドラマだ。阿部寛の持つ雰囲気がさらに印象を強くする。阿部寛はものすごくいい俳優さんだなぁ。風間トオルとセットでバラエティ番組に出演しガヤガヤやってた時代がウソのようにいい。現代の草刈正雄だ(>嫌か^_^;)。「笑顔の法則」のときからいいなぁと思ってきたが、その後の活躍は想像以上だ。今後も応援したい。

それはさておき、ついに始まった特別進学クラス。ボクには、ここでの桜木健二(阿部寛)のことばのひとつひとつが相場教室に見えてならない。まるで鏑木繁著「相場戒律」を読んでいるような感覚だ。曲がり続けている個人投資家には役に立つセリフが多いかも(聞く耳持たんだろうが^_^;)。どんな勝負も勝つための哲学は似ているのかもしれない。

数学がテクニカル、語学はファンダメンタル。そんな浅いことをいうつもりはない(でも言ってみたかった!)。合宿では100点を取った水野直美(長澤まさみ)が、テスト本番で半分も解けなかったときに言う。「10年間サボってきたのに、5日で出来るようになるわけがない。」まさに個人投資家の姿そのものじゃないか。

銘柄、銘柄と叫び、今後の見通しを専門家に聞く。その姿はまるで「受かりやすい科目はなんですか。どんな問題が出るんですか」と聞いているだけで、自分で勉強しないようなものだ。東大はそれで合格すればゲーム終了だが、相場は終わらない。時間を浪費するだけの行為だ。その時間をもっと別な方向に使ったほうがいい。

もっとも龍山高校のほとんどの生徒は、搾取に気づくこともなく過ごす。客殺し営業の証券会社に気づかず当たった当たらないと一喜一憂しているわけだ。そこに桜木がやってきて、無理やり気づかされた5人の生徒がいる。残念!相場の世界には桜木先生はいないんだな(笑)。そこがドラマと現実との違いだ。「バカとブスは相場を張れ!」とはいえない。身の破滅だ。

しかし、結果がすべてであり、技術がモノを言う世界である。がんばったかどうかは関係ない。これは「ドラゴン桜」も相場も同じだろう。逆にバカだからこそ吸収できるものがある。相場技術は難しいものではないと思うが、ラリー・ウィリアムズが言うように医者や弁護士には向かない。論理的でありすぎる(賢すぎる)のだ。この逆説こそが「ドラゴン桜」の魅力であり、それはまた相場の魅力でもあると思う。そんなとこに魅力を感じて投資(投機)してる個人投資家なんていないんだろうけど...。

「バカとブスで東大目指さないヤツらは相場を勉強しろ」とは言ってみたい。若いうちに資本主義社会のシステムとバランス感覚を養うことは、サバイバル技術習得の近道だ。それは理屈じゃない。だまされないための技術だし、搾取されないための知恵だと思う。

東大に入ろうが相場で成功しようが、そこがゴールではない。いや人間の一生にゴールなんてないのかもしれない(すべての人類は道半ばで死ぬ)。しかし失うものがなく何かに没頭できるのは、思春期から社会人になるまでの数年だけだ。それも失敗を挽回できる時間も残されているから大きなリスクが取れる。成果物を出す必要すらない。そこで何を学んできたかが、その後の生き方にとって重要だろう。思い立ったことをなんでもやって見るべきだと思う(犯罪にならない程度にさっ)。

「特別進学クラス」は東大を目標に掲げているが、長期スパンで見れば東大合格が目標ではなく、その過程で何を得たかが“東大卒業”後に影響してくると考えたい。テクニックは一様に身につくが、それ以上の精神力というか哲学というか、気の持ちようこそが個性だろう。そこを忘れない姿勢が、たぶん受験も相場も、いや生活態度そのものを向上させるキモではないかと思うが、どうだろう?

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Comments

阿部ちゃんはいつの間にかイイ俳優になりましたね。
ところでポップンポールさん、投資で失敗でもしましたか?

Posted by: Sleepy | 2005.07.23 at 14:40

何でも技術を身につけるときには失敗しますよね。そこを正しく乗り越えることが一番重要だなと思って。下手なクセがついちゃうとなかなか直せなくなるんで。

> ところでポップンポールさん、投資で失敗でもしましたか?

しましたねぇ...。初心者の時には大失敗しまして、そのときの2ヶ月だけは赤字出しましたから(泣)。専門家の言いなりになって損しましたねぇ(笑)。いま大人気の専門家...。でも、そこで気づけたことがいまの自分にものすごく生きてます。その後の修行で意識が完全に変わりましたからね。もうあんな失敗は二度とゴメンですから。別の失敗はあるかもしんないけど(笑)。生涯学習ですな。投資というより相場と言う方がシックリきます。ボクは投資家というより相場師だと思ってます。

桜木先生みたいな人はなかなか出現しませんけど、ボクには3人の師匠がいて、そういう出会いも大切かも。ボクは株式投資は興味ないんですけど、株式相場で勝てるのは20%、常勝は5%なんで、東大に入るよりはやさしいのかな?ボクの相手は世界なんで、世界の20%だと東大と比べてどうなんだろう?個人的には東大に入るよりうれしいんだけど(笑)。

今回の記事は、そんな初心者だった頃のボクみたいな人へ、間違えないように、だまされないようにねっていうオマージュです。(オマージュってなに?)

Posted by: ポップンポール | 2005.07.23 at 16:13

最近毎日スパムからのコメントばかりでつまんないから自分で書く!♪ひとり上手と呼ばないでぇ。

それにしても「ドラゴン桜」に出てくる桜木の格言は、いちいち相場への取り組み方(哲学)に通じてるんだよな。「勉強」や「試験」を「相場」に置き換えるだけでかなり面白いし心に残る。まさに理科の阿院先生が言うとおりだ(笑)。ドラマで覚える相場のツボみたいな。脳への定着力が違うぞ(笑)。

上がるの下がるのと目先のそればっかり考えているヤツはドラゴン桜を見ろ!みたいな。「そうじゃないだろっ!」って阿部ちゃんの目薬CMまで思い浮かんでしまう(笑)。

感情に流されてしまう人は一度の失敗によって失敗続きの人生を自分で選択してしまうのだと思う。銘柄銘柄と叫ぶヤツは参考書を買い漁って並べて楽しんでいるだけの“思い出受験生”レベルだ。そんな感覚でドラマを見ていると、違った楽しみ方が出来る。金曜のこの時間は為替ディーラーにとって貴重な時間帯だとは思うが、録画して土曜に見てからIMMポジションを確認しても損はないと思うぞ(笑)。

昨日の内容だと「相場とは自分との対話だ」みたいな(笑)。ちょうど前日の木曜日に、台風のなか私の相場師匠の一人でもある某カリスマディーラーIさんと飲む機会があったのだが、この師匠も、哲学の重要性を熱く語られていた。熱さの半分は芋焼酎のせいだとは思うが(笑)、夜中の2時近くまでしゃべりっぱなしだった。カネ儲けだけのシステム売買じゃない、売買に魂を入れることが必要だ!みたいな。かっこよかった!それセミナーでしゃべってあげてよって感じだ。

奇しくもIさんはソロスやジム・ロジャーズについても語られたが、ジムが歴史と哲学を学べと言っていたことはひとくちメモでも以前書いた。ドラゴン桜も受験という世界をメタファとして、生きるとはどういうことかを考えさせる格好のエンターティンメント作品だと思う。教養小説的な切り口でなく、このような作品に仕上がっているのは奇跡的だ。物事はシンプルに考えたほうがうまくいく。机に向かっていては発想は生まれない。

考えることは重要だが考えすぎると堂々巡りだ。考えてはとりあえずの結論を出しながら生きていくしかない。哲学とはそんなものだと思う。これもまた当面の結論だけどな。どうせなら楽しく考えたいじゃん。それもドラゴン桜から学んだような気がした。

Posted by: この思いがいっそう強固になった日 | 2005.08.27 at 22:29

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