google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg 小雪、それはオレに聞け!: ひとくちメモ

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2005/05/16

小雪、それはオレに聞け!

月9ドラマの「エンジン」には、どういうタイミングで言及しようかと狙っていましたら、今日つっこんでくれと言わんばかりのご発言が!去年の「オレンジデイズ」のときの「あります!櫂くん!」とネタのふり方が同じなんですけど(^_^;)。

今日のラスト近くで、子ども達がバスのなかで寝たふりしてるところへ、キムタクと小雪が戻ってくるってシーンがありましたよね。そしてキムタクはバスの運転席へ、小雪はキムタクに助手席へ座るよう合図されます。キムタクは助手席に座られるのを嫌がっていたため、それを小雪が聞くところから。

 小雪「いいんですか...?」
    (といいつつ助手席へ)
 キムタク「(泣き顔の小雪を見て鼻歌)
       涙をこらえて笑ってる人は
       きれいなものでしょうねぇ」
 小雪「なんですか、それ...?」
 キムタク「知らねぇの?わかってねぇな」

ほんと、わかってねぇな。ということで、ボクが教えます(笑)。このキムタクの鼻歌はね、吉田拓郎の最初期の名曲「イメージの詩」の一節なんですよ。1971年の曲ですから、知らなくても仕方がないけれど。これは知ってて損はないですぞ。浜田省吾もカヴァしてます。

青春の詩淡々としたメロディと、「イメージの詩」というにふさわしい若き拓郎節全開の歌詞は、ミニマルミュージックと言ってもいいくらいに新しい。コードなんてCとFとG7だけですよ(カポ5で)。ドミソの和音、ドファラの和音、シレソ(ファ)の和音という3コードだけ。小学校のころ習ったよね。それを延々とうねるように歌うんですよ。でも、聴いてるうちにだんだん高揚してきて、全部終わったときには完全に拓郎のペースにはまって歓喜してるという、すごい歌なんです。こういう歌がかっこよく歌えるパーソナリティって天賦の才能だと思うなぁ。拓郎もキムタクも立派な人さぁ!

この歌の歌詞でボクが一番好きだったのは、最後のほうのこの部分。

 誰かが言ってたぜ 俺は人間として自然に生きてるんだと
 自然に生きてるってわかるなんて なんて不自然なんだろう
 孤独をいつのまにか淋しがりやとかん違いして
 キザなセリフをならべたてる そんな自分を見た

ってとこ。屁理屈を屁理屈で批判して、それでもあふれ出てくるイメージと言葉を抑えられない若さがとってもいいんですよねぇ...。かっこいいなぁ。

というわけで、小雪。その曲は「イメージの詩」なんですよ。でも、キムタクがその後に言った「わかってねぇな」は、もっと別の意味があるはず。それをイメージの詩のなかから強引に探してみた。

 戦い続ける人の心を 誰もがわかってるなら
 戦い続ける人の心は あんなに燃えないだろう

このあたりかな?戦いは孤独だって言ってたし。涙をこらえて笑っている人を「きれい」というとき、観たままのきれいさだけじゃなく、ちょっと皮肉も入っていたりして。きれい=アマちゃん、みたいなさ。子どもたちみんな闘っているわけだし。涙をひとしきり流したら、小雪も次のレベルに向かわなくてはいけません。そういうことかもよ。わかんないけど。

そのココロがわかりたければ、小雪、イメージの詩を収録してる拓郎の「青春の詩」を買って何度も聴きましょう(笑)。超名曲「今日までそして明日から」も入ってます!「今日からそして明日まで」じゃないぞ。それじゃ一日で終わりじゃん!そんなギャグを昔、武田鉄矢が言ってたな。ひとくちメモでした(笑)。

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コメント

ポップンポールの自己レスです。

ココログのアクセス解析をみたら、キムタクの鼻歌を探してここにたどり着いている人が思いのほか多かったのでビックリ。やっぱキムタクって影響力あるんだな。

キムタクはギターの弾き語りもやるし、結構フォークの曲を知ってるのかも。こうしてまた名曲が歌い継がれ、語り継がれていくのはいいことだ!オレの出番も増えるというものだ(笑)。

投稿: 鼻歌の検索多し | 2005/05/18 18:44

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