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2005.02.12

オレは今も子供だった

国仲涼子ちゃんが、毎週「わたるくん」って呼んでくれるドラマ「みんな昔は子供だった」(笑)。平日は見ている時間がなく、ドラマは週末まとめて見ています。このドラマは今朝早起きして見ました。「不機嫌なジーン」「優しい時間」「特命係長只野仁」も録画されているのですが、朝見て気分がいいのはこのドラマでしょう(^-^)。

「田舎暮らし」というと退職後ってイメージがあるけれど、子どもの頃に自然のなかで育つことへの憧れもあります。そんな“贅沢”はこれからますます困難になっていくし、まさにフィクションだと思ったりします。

もっともオレは昭和の時代の山口県で育ったから、そこそこ田舎を知ってます。山で遊んだりもしました。だけどコンビナートのまち徳山市(現在の周南市)なので、いかにも地方都市というところもあり、中途半端な田舎です。日本にもっとも多い、中途半端に似た風景の田舎都市です。いまやさびれてしまって、シャッター商店街的風景ばかりになってしまい、帰るたびに地方行政の貧困を感じてしまう、そんな田舎です。

あともどりの出来ない風景の破壊(自然破壊ともちょっと違う感覚)という現実から逃れようと、憧憬を持って見る...つもりで朝から観てんじゃないんだよぉ(笑)。天気もいいし、気分良く朝を迎えるために涼子ちゃんのドラマを見たんです!

ものすごく良く出来た秀作ドラマ、だとまでは正直思わないけど、徐々にドライブがかかって来て、観たいドラマになって来ました。今回の山に向かって好きなモノや人の名前を叫ぶシーンなんかは、ボクの大好きなシチュエーションでございました。「彼女たちの時代」の屋上で叫ぶシーンとも被って、ここにもボクの憧憬が存在しておりました。ここでも国仲涼子ちゃんが「わたるくん」と叫んでくれたのはいいのですが、初恋の男の名を連呼してショック!(ここがオレは今も子供だった瞬間)

「叫ぶシーン」に惹かれるのは、たぶん日常生活のなかに叫ぶことがなくなってしまったからかもしれないな。最近叫んでますか?

「彼女たちの時代」では屋上から叫ぶ以外に、深美ちゃんが千津に半分強引に誘われてゴスペル教室に通いはじめ、ゴスペルを歌っているうちに歌うことが楽しくなっていくというサイドストーリ(というほどでもない枝葉の部分)があって、それもひとつの開放だったと思うんです。

「開放されたい願望」は叫んだり歌ったりすることで満たされます。オレはたぶん開放される瞬間への憧れが強いんだと思います。叫ぶことって都会では難しい。子どもだったら叫べるのに。でもそういう欲求があったから、ギターを弾いて歌いたい願望につながっているかもしれないです。

誰かに聴いてもらいたいわけじゃなく、自分のために歌いたい。オレにとっての歌は、表現じゃなくて精神安定剤であり、内面的な欲望のひとつなんだと思っているんです。だからバンド組んで演奏したり歌ったりしたけど、それは自分にとっては音楽への欲求を満たす装置ではなかったと思っていて、音楽したいためというより円滑な人間関係のための装置だったようにも思います。それはそれで楽しかったけれど、音楽への想いとは別物だったように思えます。

だからオレが歌うときって、たぶん「彼女たちの時代」で屋上で叫んだり、「みんな昔は子供だった」で山に叫んだり、そういう心の開放の方に親近感を覚えているんだと思う。ドラマの叫びはフィクションだけれど、メタ・フィクションの位置に立って、演じている国仲涼子ちゃんの肉声が叫んでいる、演技ではあっても一人の人間が大声を出しているそのこと自体に、ものすごくエクスタシーを感じるというか、共感するというか、肉体的・精神的な開放を感じて高揚するんじゃないかと思ったりして。

...そんなことを考えるために朝からこのドラマ観てんじゃないって(笑)。なんでこう無意味な思考ばかりが出てくるんだろう。病気かな。病んでるよね?もっとシンプルでいいんだよ。美しい田舎の風景、国仲涼子ちゃんの笑顔、子供たちの純粋さ、デイブ平尾に似たてっぺいくんの顔(笑)、それらをただ楽しめばいいのにさ。オレは今も子どもでありたい!

Love Letterドサクサにまぎれて、DVDもひとつご紹介(大人やなぁ...)。画像はご存知岩井俊二監督の映画「ラブレター」です。ここまでの文脈でピピッと来た方もいらっしゃるでしょう。そう!「叫ぶ」といったらこの映画ですよねー。決してホラー映画だけが叫んでいるわけじゃありません(笑)。

「お元気ですかーーーっ!」と雄山に叫ぶ中山美穂のシーンは名場面のひとつです。お元気ですかがラッシャー木村の専売特許じゃなかったんです!そんなひとくちメモは置いといて、「ラブレター」はDVDが届いた日に4回連続してみて以来、たぶん8〜9回lくらいは見てるなぁ。この映画ほど何回観てもキュンと来る映画はなかなかないのです。オレが今子どもに戻れる映画です。

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