特捜記者イマイ
先日の月曜、ついにイマイが全国ネットに乗った。快挙だ!これまで全国ネットされていなかったことのほうがビックリだ。これを機会に全国にイマイファンが急増してほしい。
こんなに見ていて痛快かつ笑える特捜番組はかつてなかったと思う。日テレの奇跡じゃないだろうかと思った。そのイマイの活躍がついにプライムタイムの全国ネットに乗ったわけだ。今年のテレビ界10大ニュースのひとつと言っても過言じゃない。
今回の日本テレビのスーパーテレビ特番では、海外宝くじ詐欺集団の元締めデボラ・ジョンストンを追っかけてシドニーに行ったところまでだったが、彼はもちろんヨーロッパにも行っている(笑)。おそらく、今回の全国ネットが好評だったらその模様もまた全国ネットされるのではないかと思う。日本中がデボラ・ジョンストンと聞いただけで「ぷぷっ」と笑える日が来ることを切に願う(笑)。
ボクはもちろん前からイマイファンなのだ。「報道特捜スペシャル」という番組ではじめて見た。2004年2月21日放映から海外宝くじ追求は始まった!番組サイトであらすじが読めます。今回の全国ネットではこの第一弾と第二弾を放映している。この後第三弾まで事態は進行しているのだが、ぜひそれも全国ネットに乗せて欲しい!デボラ・ジョンストンに引き続き、もっと大物のピート・カーステンの名も出てくるぞ(笑)。
一応簡単に解説しておくと、特捜記者イマイは、詐欺の架空請求や海外宝くじ勧誘など、いかがわしい業者にあえて電話をかけ、カモになりそうだと相手に思わせておいて、実は詐欺師らを自分のペースに誘い込む。とぼけた口調で相手を怒らせる。まるでスネークマンショーの盗聴エディーのようだ(笑)。
カネを払うと言っておきながら払わない。巧みに相手を怒らせる。その日から詐欺師は執拗に電話をかけてくる。そして脅しまくるが、イマイはまったく屈しない。そのうち先方が根負けし「もう知らん。ヤクザがそっち行くから待ってろよボケッ!」みたいな感じでののしられ、詐欺師はこのカモをあきらめる。そこからがイマイの本領発揮だ。今度はイマイから偏執狂的に電話をかけまくる。何十回でもリダイヤルを押しまくる。そのうち詐欺師らは完全に怒り心頭となって口を滑らせる。それをさらにツッコミまくる。
これが特捜記者イマイだ。しかもただ電話するだけではない。カネを払えと言われれば、銀行や郵便局の窓口にまで出向いて電話をかける(窓口の音声案内を聞かせて信用させたりもする)。払う一歩手前まで行かなければ詐欺師は口座番号を教えないからだ。そこで架空請求に使われている口座を特定し、銀行にそれを伝えたりもする。ただ悪を追求するだけでなく、根絶することも忘れていないところがイマイの偉いところだ。
海外宝くじでは、デボラ・ジョンストンなる元締めを追いかけて世界を駆け巡る。この業界の裏側の面白さ(あくどさ)が、いっそうイマイ好みではないか。詐欺というものはこのように行われているということがテレビに映し出される。とにかく一度イマイの活躍を見たら、もうイマイファンにならずにはいられないわけである。オレオレ詐欺なんぞが蔓延しているいまこそ、イマイの活躍が光る!
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コメント
今日、久々にイマイの架空請求追跡番組を見た。今日もすばらしかったぞ!
今回の特徴は、相手方の詐欺会社のババってヤツが、この番組を知っていたことだ(笑)。
テレビでやってるしつこいのに影響されてるんだろ?アンタと同じイマイだよ、みたいなことを言われてイマイが「実はボクがそのイマイなんです」って正体を明かしたのだ!
その瞬間の詐欺師の反応は「笑い」だった。なんだか有名人から突撃電話が来て半分うれしいみたいな、そんな感じだったのだ。
イマイはそこで、あらためて日本テレビとして取材を申し込んだが断られた。結局その詐欺会社の銀行口座は東京都によって凍結された。
イマイが有名になればなるほど、詐欺師の間でもイマイを警戒するようになってくるだろう。それがメリットなのかデメリットなのかわからないが、今後もイマイの活躍を楽しみにしている。
あさってにはついにイマイの本「イマイと申します。」が発売される。
投稿: ポップンポール | 2005/08/20 16:11