google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg 正しい不良の育ち方: ひとくちメモ

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2004/12/17

正しい不良の育ち方

ザ・ゴールデン・カップス・ベストテアトル新宿での映画「ザ・ゴールデン・カップス・ワンスモア」が明日までだったので、今日なんとか時間を作って観に行った。明日行けばデイブ平尾さんに会えたのだが、明日は飲み会なのでギリギリセーフといった感じだ。

ザ・ゴールデン・カップス。ボクにとってこの映画は、作りかけの難解なジグソーパズルに、やっとピースがひとつはまったような映画だった。

戦後日本のポップミュージックをそこそこ聴いて生きてきた。生まれた後はもちろん、過去にさかのぼって、それこそ藤山一郎からORANGE RANGEまで、マイルストーンになるミュージシャンは押さえて来たつもりだった。しかし、ゴールデン・カップスというひとつのルーツミュージックは、ボクのなかから欠落していたように思う。

もちろんその存在は知っていた。「長い髪の少女」(>リンク先音が出ます)は教養として、またミッキー吉野はゴダイゴとして(笑)。ボクとゴールデン・カップスをつないでいたのは、GSとゴダイゴでしかなかったのだが、そのままにしないでよかった!ま、ゴダイゴも売れ方がスーパーアイドル的になってしまっただけで実力が伴ったバンドだったが。気恥ずかしさが残ってしまうのはなぜだろう...。

映画前半はザ・ゴールデン・カップスをリスペクトしていた人々やメンバーへのインタビュー集だ。ルーツを辿るとこんなにも面白いということを実感した。歴史を学ばなければとんでもない誤解をしてしまうということがよくわかる。後半は復活ライブの演奏が聴ける。延々聴ける(^_^;)。確かにグルーヴィだし、デイブ平尾の独特なノリはアルファ波を発散させるが、この映画の核心は前半だ。まさに歴史の1ページだ。あの時代の熱気も影響しているだろう。荒削りだけど、みんな活き活きしていた。ワルかったけど純粋だった。知ったかぶりしてるが、リアルタイムに知る由もないワケで、ような気がするだけなのだが。

ザ・ゴールデン・カップスは不良と呼ばれた。出ていた店(ゴールデン・カップ)は米兵の溜まり場で、近寄りがたい雰囲気があったという。しかし、かっこいい不良の姿としてはお手本みたいなもんじゃないか。ワルだけど演奏がうまい。ワルだけど説得力がある。そういう前向きなワルさは、決して害悪ではないと思う。清廉潔白よりは好感(親近感)が持てる。横浜・本牧に育った独特な感性はいまに通じるものもきっとあるだろう。港町のワルな感じっていいよね(笑)。ボクはこんな不純な空気が好きだ。ザ・ゴールデン・カップスをゼロから聴き始めてみたいと思った。

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コメント

ゴールデンカップスというと、僕は柳ジョージを思い浮かべてしまいます。もちろん当時は知りません。ずっと後に在籍していたことを知るのですが。本牧の正しい不良ってなんかわかる気がします。西日本の片隅に住む田舎もんとしては、なんか憧れる響きがあるもの。僕は柳ジョージ&レイニーウッドのファンでもあります(本当に音楽の趣味に節操がない)。

もっと昔のニッポンの音楽を聴く機会があるとよいのに。近頃そう思います。下手に洋楽をドラマの主題歌にしてブームつくるくらいなら、70年代以前のニッポン音楽にスポットが当たるような機会を製作者側もつくるべきだと思うのですが。でもそれではセールスが伸びないんでしょうかねぇ。70年代末期、子供心に憧れていた音楽やカルチャーをもっと知りたい。と思う80年代っ子でございました。

投稿: tak | 2004/12/17 23:15

柳ジョージとレイニーウッドも渋かったですよね。ゴールデン・カップスが解散するきっかけになった火事があったそうなんですけど、柳ジョージさんだけが楽器を大切に持ち出したんだそうですよ。ひとくちメモでした(笑)。

アメリカだと一発屋も重宝されて、何十年も出番があったりしますけど、日本は熱しやすく冷めやすいですからねぇ...。なかなか昔の音楽を聴く機会はすくないですね。そういう意味でも大瀧詠一さんなんかの存在が大変貴重だと思うわけです。掘り起こす気概と術を持ってる。

とりあえずケーブルテレビやスカパーに期待したいですね。夜のヒットスタジオとか再放送してるし。ただ膨大な放映情報をほとんど把握できないんで、キーワード登録して録画できるHDDレコーダーとか欠かせなくなりそうです。

投稿: ポップンポール | 2004/12/18 10:42

ご無沙汰しています!
早速ですが、ココログメイトのホテルマン、健太さんをご存知ですか?
その昔、あの吉永小百合さんとデュエットして100万枚のセールスを記録した某GSのボーカリストだったんですって!
ハワイでお会いしてお話を伺うまで、全然知りませんでした。
現在も週に1度、ワイキキでライブを開いて、GSメドレーを披露していらっしゃいます。

健太さんのサイトでは、往年の素晴らしいご活躍ぶりは一切語られていませんが、いつもエネルギッシュで素敵な生き方をされていると実感させられるのは、そうした実績が物語っているのでしょうね。

さあ、これだけの情報で、グループ名、ヒット曲わかりますか?(笑)

投稿: まりあ | 2004/12/18 16:08

吉永小百合とデュエットして大ヒットしたといったらこの人だ!橋幸夫。「いつでも夢を」は一応一般教養レベルだね。うーん、ワイハでホテルマンになってたか!

...ってノリ突っ込みみたいなことはやめときましょうね(笑)。知らないなぁ。マヒナスターズはGSじゃないから、消去法で行けばトニーズなんですよね(トミーズじゃないことは確か!)。

100万枚売れたのって何だろう???愛のナントカみたいなタイトルですか?

投稿: 難しい! | 2004/12/18 17:27

凄いっ! 80点当りです(^_-)-☆
私も曲が思い出せないんですけど…
ハワイでリクエストしたら「もう忘れた」と言われてしまいました(笑)。

投稿: まりあ | 2004/12/19 01:00

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下記を書き込んだんで、ここで映画じゃけんど音楽畑を一発! 見てません!だが、どーしても好きなグループ! ゴールデン・カップスの映画観たいッ! もぉ〜、... [続きを読む]

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