感謝祭の一日の出来事
ハッピー・サンクス・ギビング・デー!感謝祭の一日、いかがお過ごしでしょうか。関係ない?私もです。ちょっと言ってみただけ(笑)。ま、いってみたくもなる一日ではありました。
午前中は病院へ。ちょうど一年前、大腸ポリープの切除をしたのです(その詳しい内容はこちら)。今回は一年後の経過を見てもらおうと、検査の予約をしに行きました。ちょっと先生とおしゃべりして、日取りを決めて、はい5千円みたいな...。病院ってやっぱ敷居が高いよなぁ。年々家計に占める医療費というのは上がっていくものなのだろうが、これまで医療費ゼロで生きてきたがゆえに、大変負担に感じてしまう。お金で買えるだけありがたいのかもしれんが。
昼はラーメンを食べてヘアサロンへ。ヘアサロンのマスターは今年の8月にお父さんを亡くされていた。これまでそんなそぶりも見せなかったけど、たまたま来年の正月の話になって喪中だと知った。「親孝行したいときには親はなし」というが、人はそれを知っていてなぜ何度も繰り返すのか。なぜなら、いくらしてもしたりないのが親孝行だからなのだ。今度の正月は実家へ帰らないのだが、ちょっと反省。
その後渋谷へ。Bunkamuraのル・シネマ2で映画「エイプリルの七面鳥」を観る。この映画はほとんど予備知識なしで入ったのだが、大正解だった。まず、本日は感謝祭の日じゃない。で、この映画はまさにある家族のある感謝祭の一日を描いているのです。
それも、ガンになった母と最悪な関係にある娘(別居中)が、感謝祭の日にはじめて母と家族を招待して、手作りの七面鳥を振舞おうと悪戦苦闘するお話なのです。まさに昼にした親孝行話とリンクしてるわけさぁ。デジャブ?
それだけじゃなくて、映画そのものがよく出来てる。エイプリルってのは主人公の少女の名前。アブリールとかエイプリルとか、なんで女性の名前に多いんだろう。まあ日本でもさつきちゃんとか多いから、そんな感じなのかな。この映画のトーン、好きだなぁ。いかにもいそうなアメリカン・ファミリー。なんともいえない空気とエゴと偽善。家族ってそういうとこあるんだよ。そういう家族のいやらしい面も描きつつ、しかし病の母との関係を修復し、思い出の感謝祭を演出しようと七面鳥を焼いて家族を招こうとするエイプリルのけなげさ。
でもその料理の腕前は「愛のエプロン」でいうならば、ランク外ものなのだ(笑)。視点を変えれば日常のなかで繰り広げられるドタバタコメディにも出来そうな設定なんだ。このあたりが絶妙なんだな。決して大ヒット狙いの作品じゃないけれど、記憶に残りそうな映画だった。
映画でちょっといい気分になった後は、夕飯にスリランカカレーとやらを食し、いざライブハウスO−EASTへ!そう、思わずモブログした、上原ひろみライブです。今日のメインエベント!
いやぁ、彼女は天才だね。ホンモノだと思ったな。正直CDだけじゃこのエネルギーは伝わらない。ぜひライブへ行ってみて欲しい。ボクは過去に結構いろんな音楽を聴いてライブも行ってきたつもりですけれど、一曲目で涙が出たのはホント初めてだね。悲しくてじゃない。興奮して。感動の涙ってのはあるけど、興奮の涙だよ。ビックリしたよ。ものすごいアグレッシブ。それでいて音楽的なポテンシャルがめちゃめちゃ高い。この高みはちょっとやそっとじゃマネできない。だからホンモノだと思ったし、興奮で涙が出てきたんだ。
バンド編成も良かった。ピアノ&シンセの上原ひろみとベースとドラムの3人。これってYMOと同じだよなぁ(笑)。リズム隊とピアノが真っ向勝負。すごかったなぁ。ぜんぶ彼女のオリジナルだけど、ジャズであってジャズじゃない。あるときはYMO(テクノってこと)に見えたり、あるときはキング・クリムゾン(プログレってこと)に見えたり、変幻自在。ボク自身、曲想が次から次へと変化・拡散していくのが大好きなので、もうそのままオールナイトライブでトリップしたくなっちゃった。いやはや、すばらしいミュージシャンが出現したもんだよなぁ。
アンケートにも絶賛コメントを書いてきた。出て欲しい番組を書く欄があったので、そこにはテレビ朝日のMattew's BestHitTVと書いてきた。スタッフの方、マジです。マシューとのコラボを見せて欲すぃ〜。
あと、渋谷のあのあたり(風紀の悪い一角^_^;)にあるライブハウスは、なんだかやけに音がいい。他のとこも行ったことあるけど、そのときも音の抜けのよさに感心した。さすが風都市ゆかりの百軒店界隈だ!
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