渋い!箱根寄木キティ
箱根に行ってきまして。結構近い観光地でもあり、ここ十数年行く機会もなかったんですが、ご当地キティファンのボクにはあなどれないところでした。
いまや、ご当地キティ大増殖中で、複数のコスプレキティが年度更新されているような状態なので、すべてを追う事は出来ません。だから「集める」ことに重きを置くのではなく、訪れた土地を思い出す触媒になるようなキティ(なんでキティなのかは置いといて...)プチタオルを買って帰ることにしています。まさにご当地キティは、ボクにとっては「時をかける少女」におけるラベンダーなのです(笑)。
ただし、箱根には神奈川と静岡のキティも売っています。これをどこまで許容するかにも気を使います(笑)。基本的には、より狭い地域、自分が訪れた場所にもっとも近いところ限定を基準にしています。だから箱根と静岡とがあれば、箱根キティを買って帰るのがボクにとっては正解なのです。
しかし、他にあまりにデザインが良いものがあれば、それは買ってしまう。ご当地キティは少しずつ進化してますよね。ボクは被り物キティ派なので被り物(頭メイン)に弱いのですが、最近は全身コスプレも多いのと、擬音を発するキティも増えてきましたね。梅干食べてすっぱい顔、わさびを食べて辛い顔などなど。
感情をあらわにしはじめたご当地キティ...。それはシュールさからかわいい文化への逆行のようにも感じるのですが、もともとかわいい志向なんだからいいのか?そんな哲学的に倒錯した気持ちもまた、ご当地キティ戦略にまんまとはまっている自分だと感じるわけです。
さて、箱根キティですが。2点注目でした。ひとつは芦ノ湖限定キティ。もっといえば、芦ノ湖海賊船限定キティです。狭い地域限定かつ被り物。デザインもなかなかいいと三拍子そろっておりました。芦ノ湖は学生時代には何度か行ってますが、今回初めてロープウェイや海賊船に乗ってみたのです。なかなかいいもんですね。そのうえ海賊船キティに出会えてうれしい限りです。
海賊船キティはご当地キティの教科書どおり、優等生と言ってもいいですが、もうひとつ、こっちはかなりビックリしました。それがはろうきてぃ箱根寄木バージョンです。この地味な色合いはどうでしょう。
「ご当地キティ」という存在は最初、「あのキティちゃんがコスプレ!?」という驚きでした。イメージが生命線であるキャラクタービジネスが、まさかのご当地コスプレをはじめた驚きだったわけです。しかしそれが当たって全国にコスプレキティが増殖してゆきました。並べて見るとそうとうカラフルであり、その明るいイメージはどんなシュールさをも上回っていたと思います。だからこそ受け入れられたわけですけれど、この寄木キティの地味な色調はどうでしょう。
ボクはとっさに「新しい!」と思ってしまいました。ボクが持っている何十枚のプチタオルを無造作に並べたとき、まず目を引くのは、この寄木キティではないだろうか。そう思いました。色のコンセプトがまったく異なる。寄木のイメージだからこそ出来たこのデザイン。ご当地キティプチタオルの傑作のひとつではないかと思います。日焼けキティなどなどが受け入れられてきた歴史も、もちろんあると思います。
今後箱根に願いたいのは、大学駅伝キティでしょうか(笑)。サンリオ大学のたすきをかけて走っているキティプチタオルをお願いします!(あったりして?)
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