読売社説を不買運動の動機に!
野球ファンの友人から9月18日付の読売社説を読むよう怒りのメールが入った。まさに経営者側の論理丸出しだ。読売といえば、よくも悪くも大衆紙だと思っていたら、とんでもない新聞になっていた。いや成り下がっていた。
こうなったら、この社説を最後に読売に見切りをつけるのがいいと思う。ジャイアンツファンだったりして、読売新聞を止めることに抵抗があった皆さんも、この社説をもって決別の踏ん切りをつけるのがいいのではないだろうか。“たかが読売新聞”だ。読まなくっても生活に500%支障はない。
ストライキを起こした選手会だが、ストライキに追い込んだのは経営者やプロ野球組織である。「選手ががんばって優勝しても人気も利益も上がらない」という場合に、経営者や機構は何をしていたのかという素朴な疑問はないのか。超優秀プレイヤーですら、たかだか20年(能力の絶頂期は数年)の選手生命で戦っている。フロントはそれを広告塔としていいときだけ利用しているわけで、経営が立ち行かなくなれば、あらゆる方法で解決策を考案する努力が必要だし、新規参入を打診している日本企業すらある現状で、何に固執しているのか。固執するだけのことをしてきたのか、その資格が経営側にあるのかと問うべきだと思う。球団の伝統を汚してきたのは選手なのか経営なのかをもう一度考えろってことだ。
読売社説に戻ろう。「労使対決のイメージ」という固定観念も大変古臭い。「中立的立場にいたコミッショナー」という書き方も、ミスリードしているとしか思えない。常にウラの汚さを故意に隠して建前だけで進めようとするのが経営者(ダメ経営者)の常套手段である。なにが中立的だ。読売は大新聞だから公平中立ですと言っているのと同じようなものではないか。めちゃめちゃ胡散臭い。こういう論理を疑ってかかることこそ、プロ野球ファンの子どもたちは学ぶべきだ。変な大人のトンデモ論理に惑わされない強く自立した大人に育てよ。
ついでにサッカーファン、スポーツファンも読売から離れたほうがいいかもしれない。明日は我が身だ。結局は経営者側を向いた大衆紙という裏切り新聞社だということである。だからといって経営者なら日経ほか読める新聞(読売よりはマシな新聞という意味で)は他にあるので経営者も読む価値なし。大衆は、たとえば毎日新聞のこの社説などを読んで、別の新聞に乗り換えるなんてもの一考だろう。いっそ新聞取らないという選択肢もある。年間3万円以上の節約になる。
読売が1000万部、毎日はその半分あるかないかくらいで、このバランスはおかしい。昔は逆だったわけだし、そろそろ新聞メディア第三のステージに突入し、読売も半減するくらいでちょうどいいのではないかと思う。
ついでに、Webから社説が削除される可能性もあるので、早めに閲覧と保存をしておこう!
あと、ライブドアや楽天がやるって言ってんだから、アジアのIT企業なども巻き込んで、新しいプロ野球組織を設立したらどうだろう。選手会も古いプロ野球組織から脱退して、みんなで新アジアリーグ設立に動けばいいのではないかと思う。仙台や松山その他、自治体(あるいは他国の都市)と選手と新経営陣による新プロ野球リーグ発足だ。ハコ(球場)もソフト(選手)も揃っているわけで、なにも旧態依然としたプロ野球リーグなんて不要じゃないか。
ダルビッシュをライブドアが獲得すれば更に弾みがつく。シダックスのノムさんも参加してくれ。旅行会社も一緒になって中国・韓国・台湾などへの観戦ツアーを組めばいいじゃないか。上海ハニーズとかさ。そのネーミングの良し悪しはともかく(笑)。それと、チームにではなく機構そのものに投資してくれる企業を募ればいいじゃないか。そうすればIT業界がもっとも得意とする協業で運営できるじゃないか。「たかが選手が」などと言われてまで旧い人々に牛耳られている必要などないんじゃないか。
来年から新規参入できるなら現行機構でもメリットはあるが、もっと長引くなら新規設立のほうが盛り上がると思う。そういうスピリッツとスピードこそが新興勢力らしい突破力経営のような気がする。
| 固定リンク | 0
コメント
コメント有難うございました。
ふぐ屋のHamaです。
今日の社説も
ひどいものです。
投稿: Hama | 2004/09/19 15:54
Hamaさん、どうも。読みましたよー。
>双方とも「球界の将来」を考える上で譲れぬ一線
お互い譲れないと言ってると書かれていますね。オーナー側は、球界の将来は選手とファンなしで成功するというビジネスモデルをお持ちなんでしょうね。どうやるんだろ???
選手とファンの側には、新規参入希望会社もあるから新オーナーは出てくる可能性あり。となるといらないのは旧オーナー会社ってことじゃないかなー。絶対反対を表明している2球団。彼らが降りてくれればまるく収まるような気もする。そもそも赤字垂れ流し経営に嫌気がさした球団から降って沸いた話なんだから、彼らが無条件降伏して退場してくれればいいのに。
それで2リーグ6球団で新しく始めて、今後は読売頼みのプロ野球機構そのものを変革していくと。テレビという旧メディアからネット社会の新メディアにシフトしていくと。読売が怖がっているのは独占メディアの衰退なワケだから、そこを攻めて、機構全体が新しい時代を作る必要があると思ってます。
そうなればドラマの時間が狂う心配もかなり低減され、プロ野球ファンとドラマファンとが共存できる社会到来。ボクにも平和な時間が訪れるのだぁー!
ジャイアンツ不視聴運動もやろう!対戦相手のファンもジャイアンツ戦だけは見ないとか。ジャイアンツ戦以外の球場に足を運ぶとか。球場に足を運んでもらうのが現球団にとってはもっとも利益に直結しているわけだし。ジャイアンツ戦で浪費する資金を、他球場の試合に回すことには意味がある!
投稿: ポップンポール | 2004/09/20 09:47