スイスで元祖カツカレーを食す
今日は日曜でジャポネ@有楽町はお休み。だが、またカレーが食べたくなった。なぜオレの身体は銀座でカレーを欲するのか!?そんなテーマで書きたい衝動はグッとおさえて、お店の紹介だ。
スイスは銀座にある。スイスとは店の名前だ。正式にはグリルスイス。1947年(昭和22年)創業の老舗洋食店であり、カツカレーを発明した店として知られている。なんて、知ったかぶりはやめよう。ジャポネがお休みということも知らず、銀座で途方に暮れつつ発見したガイドブックに載っていたのだ。カレーの神はボクを見捨てなかったのだ。
銀座レンガ通りにひっそりとたたずむ、まさに老舗洋食店といった感じだ。その扉の重さに歴史を感じた。そこで注文したのは「元祖カツカレー」。カツカレーの元祖というのは本当の話らしい。戦前、戦後を通じてジャイアンツの名二塁手として活躍した“猛牛”千葉茂選手がカレーにカツを乗っけてくれと言ったのが最初のようだ。そのエピソードはこちら。
出てきたカツカレーは一味違う。品がある。小ぶりのカツに色からして高級そうなカレーソース。一口食べた瞬間、ボクの脳裡には「ランチの女王」でキッチンマカロニのオムライスを初めて一口食べたときの竹内結子さんの顔がハッキリと思い出された(笑)。いま、ボクにはランチの王様が舞い降りてきている!そんな感じだった。いや、ウマイっす。伝統はあなどれないっす。
千葉選手のカツカレーはボクが食べた元祖カツカレーとは違うようだ。おそらくもう少し大きいのだろう。なにはともあれ、銀座でカレーを食べるシリーズ第二弾も大成功であった。他にもウマイ店あるのかな???
スイスから出ると、ちょっと先にシネスイッチ銀座がある。何をやっているのか観たら、なんと「真珠の耳飾りの少女」を上映しているではないか!金曜の夜に「ロスト・イン・トランスレーション」を観てスカーレット・ヨハンソンにツク・ダーンのボクには、もうひとつの彼女の映画を観ないで帰れるかという想いがふつふつと沸き立ち、観て帰ることにした。
しかし上映開始まで時間があるため、山野楽器で時間をつぶした。ついでに「ザ・ベスト・オブ・ウェザー・リポート」と、天才アルト・サックス奏者 vitor assis brasil の2ndで激レアと噂の(?)「TRAJETO」を購入。
「真珠の耳飾りの少女」でのスカーレット・ヨハンソンもすばらしい。この抑えた演技は彼女に大変マッチしてた。フェルメールの有名な一枚の絵画に秘められた物語だが、文芸大作というよりはアート系映画的に観るほうが正解かも。なかなか渋めの日曜の夜だった。
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