ビッグニュース!
大特ダネが飛び込んできた!なんとあのジェンキンス家の娘さんが、都営バスの降車ボタンの押し方を覚えたことが全国ネットのニュースで流されました。やったー!良かったねっ。
まーたひとつ、おりこうになっちゃったものなーっ。というわけで、全国的にはわかりにくいかもしれない、やるMAN大学在学の“18歳のおぼこ娘”オマタの口真似で揶揄してみました。
ボクはこのニュースを見て、オリバー君を思い出しましたとさ。めでたしめでたし。本音はくわばら、くわばら。
オリバー君といえば類人猿。類人猿といえば、飯森広一の隠れた名作『アイン』です!これも復刊してほしいなー。
頭のよくなる薬「合成ギャバ」の投薬実験で驚異的な脳の発達を遂げたアイン。合成ギャバ開発者は嬉々として開発を進めるが、他の動物実験では芳しい成果を得られず、世間の関心はアインというチンパンジーそのものへ注がれる。アインは自動翻訳機をマスターすることで人間とのコミュニケーションが可能となり、やがて政府までがアインに注目。広告塔として利権政治に利用しようとする。だがやがて言うことを聞かなくなったアインは、国家からも差別され阻害されはじめる。そんな世間の動向から隔絶されたところで合成ギャバの開発も進展していた。アインほどではないが単純労働くらいは問題なくこなすチンパンジーの群れが存在した。そしてある計画の名のもとに、アインと合成ギャバ開発者と実験チンパンジーたちは島での生活を余儀なくされる。だがそこでアインは他のチンパンジーを先導し、反乱を起こそうとする...。
『アイン』のあらすじは、そんな感じです。とにかく飯森広一先生らしいスケールのでかさと、動物でもなく人間でもないアインという存在を通して、人類とはなにか、科学とはなにかを投げかけるマンガなのです。超名作です。
アマゾンで検索したら、セット本がプレミアム価格になってました。単行本だと全6巻だから愛蔵版1冊でも復刊可能じゃないかなー。個人的には飯森広一全集を出して欲しいくらいなんですが。
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