google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg ユースケの再就職先から連想ゲーム: ひとくちメモ

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2004/06/12

ユースケの再就職先から連想ゲーム

昨日の「ホームドラマ!」では酒井若菜が渾身の演技でしたね。前に酒井若菜がいい!と書きましたけど(ここのコメント)、こんな女優さんに成長してるなんてビックリだよ。このドラマは注目してた俳優さんが多くて、皆さんGood jobなんでうれしくなってしまいます。

なんだか不思議なドラマだよ。前回の報道被害ばなしなんかも、北朝鮮拉致家族へのバッシングという現実とも符号してるような気がしたり。でも、赤の他人同士が共同生活している場所の地域住民の立場に感情移入してみると、千石イエス的な不可解さ(特に彼らを批判してるわけじゃないけど、地域住人的な感情としてね)を持つこともありえるしと思うし。

ただドラマの展開が太陽にほえろシステムで、持ち回りの主役みたいな感じが見えるのはちょっと残念。仕方ないとは思うんだけども。擬似家族が家族になっていく前段はすごく良かった。物語に“うねり”があった。でも家族として安定してきた中盤あたりから、消化試合のような感じが無きにしも非ず。

もちろん報道被害とか、新しい生命の誕生とか、それぞれの巣立ちにつながるこれからの物語とか、家族全体の物語もいくつか仕掛けられているけれど、それが太陽にほえろシステムのための仕掛けでこじんまりとまとまってしまってたように思う。一本筋の通った物語が欲しかった。

ひとりひとりの物語を織り込むにしても、それを毎回ひとりずつ見せていくより、全体のなかの個の問題として毎回重層的に語っていけば、ものすごいドラマになったような気がする。細い糸が縄に編まれていくような。それぞれの立場があっての報道被害であり、生命の誕生であり、巣立ちであるわけで、その“うねり”を描くための仕掛けとしては、太陽にほえろシステムは邪魔だったのではないかと思った。

もちろん、太陽にほえろくらい延々と続くドラマになるのであれば、また違った視点も出てくるとは思う。今回は、全体のスパン(1クール)とドラマの構造(ハコ書き?)とがミスマッチだったような感じは残る。とはいえ、個々の物語そのものはとってもはまっているので、今後何度でも2時間スペシャルやって欲しかったりはしてます(^-^)。

なーんて、えらそうな前置きはこのくらいにして(前置きなのかよっ!)。今回の注目はユースケ・サンタマリア(秋葉智彦)が再就職できたってトコ。その就職先は便器の販売会社だとか。そこにピンときましたよ。かつて便器を売るお父さんとその家族の悲喜交々を描いた佳作がありました。1986年の日本テレビ「このままじゃ、ボクの将来知れたもの」というドラマです。

「天才たけしの元気が出るテレビ」でヴァラエティ的大ブレイクした松方弘樹さん主演でした。元テレで忌野清志郎(DANGER)が歌ってた「元気が出る音頭」はカセットテープにエアチェックして聴いてました。いい歌だったなー。1995年にこの番組の10周年記念CDが出てたんだけど、もうなかなか市場で見かけないかな...。元気が出る音頭だけでも聴きたい!

それはそうと、その「このままじゃ、ボクの将来知れたもの」の主題歌を歌っていたのが、久保田洋司率いるTHE東南西北でした。久保田洋司さんは、2002年松本隆さんの風待クリスマスライブでポエトリー・リーディングを聴きましたけど、あの声はキラリと光る個性だよねー。THE東南西北リバイバルブーム来ないかなー。

ドラマでのユースケ・サンタマリアの再就職ばなしから、THE東南西北をまた聴きたくなったって話でした。(それが本文かよっ!)

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