google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg 日本人のキーワードは「逃げるが勝ち」: ひとくちメモ

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2004/05/08

日本人のキーワードは「逃げるが勝ち」

バカぽんの気ままにデンジャラス: 年金なしで老後生活を!

コメント書いてたら、またまた長くなったんで、トラバに変更しました。

たぶん年金が破綻するより先に日本の破産が隠せなくなるんじゃないかな?国家財政に関わってる人はみんなそれ分かってるけどいえないから、政治家や国民のモラルハザードも平気で見逃してあげてんじゃないかと思ってます(もちろん自分達のも)。どうせ助からないんだから、残りの人生を好きなように生きなさいって。

日本が破産してるのがバレると年金問題の優先順位はかなり下の方になっちゃう。たぶん淘汰されるんですよ。人口も半分程度になって、自分のことは自分で守るしかなくなってから、構造改革が始まるような気がします。

若い人は年金に回すカネがあるなら、それで外国語でも習って、日本脱出するスキルを身につけたほうがいいな。逃げるが勝ちですよ。逃げられない今の中年クラスに多少の犠牲は出るけれど、老人は勝ち逃げ、若年は海外へ脱出して、とりあえず日本民族の命脈は断たれずに済むし。そしたらまたいつか新しい日本を作ろうってヤツが出てくるかもしれない。ま、個人的には民族とか全然どーでもいいんだけどさ。

日本に留まると月額15万円じゃ生活できなくなりますね。月額1500万円くらいは必要になるかな。たった100倍のインフレです。そうなるといま円預金しても紙クズになっちゃう。100万円せっせと貯めても今の1万円の価値にしかならない。いま1万円で暮らせてる人は助かるかもしれないけれど、そういう人は100万円貯められないでしょうし貯めても一ヶ月しか生活できない。

また、いまの価値で30年間で5400万円必要ってことは100倍のインフレになると54億円貯めとかないと月15万円レベルの生活ができないってことです。いまの価値で54億円ためて、やっといまの価値でいう月15万円の生活しか出来ないわけですよ。そう考えると、誰にとっても円預貯金とか日本国債購入は無意味だと思うんですよねぇ。元本保証って額面保証されても実際は損する。100倍が信じられない方は10倍のインフレをイメージしてもいいです。10倍でもかなり苦しいよ。いま5億円貯められますかって話だから。何倍か分からないけど、インフレにならないと日本が延命できないのは確かなので、個人的には避けられない未来だと思ってるんです。

でもハイパーインフレになれば、民は死んでも国家は残るかも。2000兆円の借金が今の20兆円の価値になったら数年で返せそうです。借金は額面で残るからね。オレの住宅ローンもすぐ完済できるかも(笑)。どっちがいいかなぁ。どういうストーリを考えても「逃げるが勝ち」って結論しか思い浮かばないんですよねぇ...。どの年層も自分に一番有利な逃げ方を考えることじゃないかなぁ。

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コメント

ハイパーインフレは過去に日本政府がやってます。大戦直後に戦争時に負担させていた国債みたいなものを紙屑に変えました(苦笑)。10円が御給金だった時代が、たった数年で1000円とかになりましたから。銭なんて単位が消し飛びましたからね(笑)

私は最初の就職先が海外だったので「日本はバブル景気らしいぞ、なんで日本人なのに海外で働いてるんだ?馬鹿だなぁ」と良く言われてました(^_^;
海外の当時はローカルケーブル局でしたけど。
(今は世界に名高い報道企業に(^_^;)

でも、日本の経済状況って負債でもってるって事を知っていたので疑心暗鬼だったんですよね。でも、ラーメンを食べに東京から札幌まで行ったとか、なんか知っていたハズの日本像と全然違う情報や、各種雑誌などでのバブリーな煽りネタにやられて、マジかよ…と帰国したら、バブル崩壊してました(吐血)

マジヘコミ(笑)
一年は貯金で遊んでましたけどね…。やる気も起きなくて…。そうこうしているうちに湾岸戦争勃発。元いた会社は一躍国際的に有名に…。今のアルジャジーラを見るようです(笑)

で、海外脱出案ですが、今の日本人の感覚では大半が失敗します。最初から向こうの社会で揉まれないとダメです。一芸があれば別ですけど。
なにしろ自分の主張を持たないと。評価してもらおうなんて考え方だと一生下層労働力にしかなりません(^_^;
あと、私のブログでも書いているように国際紛争などで、どこも危険と隣り合わせです。

破綻する前に脱出ではなくて、破綻してから脱出の方が、現状では賢明かと思います。

私は、今は労働者側ではなく雇用者側なので立場もかなり違いますけど、攻めの姿勢でいつも見てます(^_^;

投稿: バカぽん | 2004/05/08 15:29

「年金なんてイラネ」という内容で記事を書き、トラバさせていただきました。

…で、それに対してバカぽんさんからお返事を頂いたりして、いろいろ考えているのですが、どうやら、ポップンポールさんのこの記事の内容が一番正鵠を射ているのかな、と。

>若い人は年金に回すカネがあるなら、それで外国語でも習って、日本脱出するスキルを身につけたほうがいいな。

…しかし、「逃げるが勝ち」が正鵠を射ているというのも、少し悲しいモノがあるんで、もう少し考えてみたいと思います。

(あ、またバカぽんさんとタッチの差…。)

投稿: たろー。 | 2004/05/08 15:44

えっと、ちょうど内容に合いそうな文庫が2冊あるんで、まず皆さんにご紹介しときます。アマゾン・アフィリエイトやってるもんで(笑)。「鼠―鈴木商店焼打ち事件(文春文庫)」と「昭和金融恐慌史(講談社学術文庫)」です。この順番で読んだほうがいいかな。鼠は昭和恐慌よりちょっと前からの話ですが、城山三郎の傑作ですし恐慌の引き金の一角であった鈴木商店のお話ですから読んで損はないです。昭和金融恐慌史は実務的・資料的な内容なのですが、昭和恐慌そのもののインパクトを淡々と読めるのでドキュメンタリーのような面白さです。

さて、バカぽんさんのおっしゃるようにかつての日本もやった徳政令とか預金封鎖とかが、結構リアルに語られてもおかしくない時期ですよね。新札切換えが実は新円切換えなんじゃないかって噂もあります。現行1万円札を新8000円と交換なんてことにでもなれば、国は1400兆円の国民資産から280兆円を簡単に巻き上げることが理論上は可能です。濡れ手で粟とはまさにこのこと。どうなりますかね。その答えは今秋に明らかに!

海外脱出は今の日本人の感覚で大半が失敗するというお話。失敗してもいいじゃないかって思います(笑)。福田官房長官も「イラクだろうが日本だろうが危険はある」って言ってたし。
でも座して死を待つよりはよっぽど若者らしい。その若者らしさにちょっと大人のリスク管理の考え方を加えることで、自分の未来は変えることが出来るんじゃないかというボクからの提案です。日本をアルゼンチンとかトルコくらいに想定して、どっちがリスキーかをそれぞれが判断すればいいのだろうと思います。それにスキルはないよりあったほうがいい。スキルを持つことは有無を言わせない説得力につながります。

その時期についてですが、破綻してからでは脱出も出来なくなりませんかねぇ。それこそ預金封鎖されちゃったらアウト。ハイパーインフレ後でもキツイ。やっぱ先立つものが必要ですからねぇ。特に破綻が国民の目に明らかになってからでは、すべて終わってるってことですから。ただしこの部分は、既に日本が破綻していて後は明るみに出るタイミングの問題だという認識がボクにあるからなんで、そこはそれぞれ考え方は違うと思います。

そんなボクの目からみると、いま若年層ということは、あと20年先を考えなきゃならない。そうすると日本に留まるリスクと海外脱出するリスクとどっちに賭けるかをよーく考えよーってことなんです。お金は大事だよーって。未来のある若年層の話だというところがポイントですね。もちろん日本が破産してもこの島は残るんで、物々交換とか地域通貨発行とか工夫してローカルな共同生活は可能かもしれない。オッサン連中はそういう道を歩むかもしれない。それはそれでモラルを取り戻して立派に人生を真っ当してって祈るばかりです。

たろー。さんの「逃げるが勝ち」への評価はありがたいけど、惨めなニッポンの現実であるのも確かなわけですよねぇ。「パックス・ニッポニカ」なんて言ってたくらい、日本は繁栄してたわけですからねぇ。この凋落ぶりは父ちゃん情けなくて涙がでてくらぁ!

でもボクは80年代の浅田彰「逃走論」なんて読んでたスキゾ・キッズなれの果て。「逃げるが価値」だと思って「飛ぶ鳥あとを濁さず」くらいの礼節をわきまえていたいなとは思ってます。

投稿: ポップンポール | 2004/05/08 22:03

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