google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg あります!櫂くん!: ひとくちメモ

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2004/05/25

あります!櫂くん!

先日放送の「オレンジデイズ」も、よかったねー。ラストなんて、思わずピュアだったころの自分を思い出したよ(そんな時代あったっけ?)。北川 悦吏子のホンにツク・ダーン!ほんとうまいよな。

さて前回はBGMで流れたWaveに注目しましたが、今回ボクが注目したのはここです。茜(白石美帆)と櫂(妻夫木聡)との会話でこんなシーンがありました。

櫂「好きなだけじゃダメでしょ」
茜「好きは好きなんだ?沙絵のこと」
櫂「さー、どうでしょう...。その答えは風に吹かれている」
茜「ナニそれ?」
櫂「そんなんなかったっけ」

ここです、ここ!櫂くん、そんなんあります(笑)。その答えは風に吹かれている。Blowin’ in the wind.ボブ・ディランの名曲でございますねー。この場面にはカレッジ・フォークの雄、ピーター、ポール&マリー(PPM)がカヴァしたヴァージョンの方が合うかとも思いますが、櫂くんにはこの機会にぜひオリジナルを聴いてほしい。こんな導入のアフィリエイト、どーでしょう(笑)。

cd_freewheelin.jpg「風に吹かれて」のオリジナルが収められているのは、ボブ・ディランの初期の傑作「フリー・ホイーリン・ボブ・ディラン」です。1曲目なんですけど、若きボブ・ディランのしゃがれた歌声で淡々と歌われる「風に吹かれて」が最初に流れたとき、レコードを買った当時の若者は、ソングライターディランの才能に衝撃受けたでしょうねぇ。その答えは風に吹かれている?井上陽水だったか吉田拓郎だったか忘れちゃったんだけど、ボブ・ディランを聴いて「あ、あんな声でも歌っていいんだ。オレにも出来る!」って思ったってエピソードもどっかで聞いたな。

cd_bestofbobdylan.jpgボブ・ディランの声は、それ自体が反体制的というか、非常識だったんじゃないかと。もちろんブルースなんかの土壌はあったわけですが、ボブ・ディランの曲はカヴァの方が売れたという話も聞きますし。たぶん最初にPPMを聴いたらボブ・ディランは想像できなかったと思うなぁ。「ありえねー」って感じ。あたかも森進一の「襟裳岬」を聴いて、拓郎の歌が想像できないように(笑)。いまでこそ市民権を得ているしゃがれ声ですが、やはり最初に聴いたときはビックリしたんじゃないかなぁ。「風に吹かれて」は代表曲なので、ベスト盤にも収録されてます。とりあえず教養として一枚持っておきたいという場合は、こっちのベスト盤がいいかも。

cd_rc_covers.jpgついでにカヴァからもひとつご紹介。ついでというには恐れ多い、これも名作。RCサクセションの「COVERS」です。このアルバムは原発反対ソングとか、とにかくものすごい日本語詞が全曲についていて、発売中止に追いやられそうになったアルバムです。さすが忌野清志郎だよ。これが出来るポジションのミュージシャンは彼しかいない。

このカヴァ集では「風に吹かれて」もいいけど、やっぱひとくちメモ的には「サマータイムブルース」がイチオシ!「げんっしりょっくはつでんしょがたっていた」っていう“合いの手(?)”がすごい(笑)。泉谷しげるもゲスト参加して、パワー全開。ちゃかしながらキッチリいうこと言ってる。この姿勢こそ、ボクのココログ「ひとくちメモ」に通じるパッションなわけであります。

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コメント

おおーっ懐かしいですね「COVERS」。先日”表現の自由”について語っていて、企業内で検閲が行われた例として、熱く語ってしまったばかりでした(恥)。「素晴らしすぎて発売できません」の広告は当時衝撃でした。”げんしりょくはつでんしょが~”の台詞は高井麻巳子でしたっけ?(実は当時ファンでした)。

「フリー・ホイーリン・ボブ・ディラン」を見ると「バニラ・スカイ」を連想してしまう僕・・・あっネタバレ?

投稿: tak | 2004/05/26 15:23

そうそう!高井麻巳子です。泉谷しげるも清志郎もまみまみが大好きだったんじゃないかな(笑)。泉谷とコーラス(?)による合いの手(?)。すばらしいですよね。そこだけ泉ちゃんもボソボソ声になったりして。バカヤローコノヤロー調との落差が実に深かったなぁ。

投稿: ポップンポール | 2004/05/27 08:15

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