google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg 冬ソナに便乗して秋ソナ: ひとくちメモ

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2004/04/17

冬ソナに便乗して秋ソナ

dvd_autumnsonata.jpg韓国ドラマ「冬のソナタ」が大ブームのニッポンらしいですが、昨日なにげない日常会話のなかでボクは思わず「秋のソナタ」と言ってしまい失笑されてしまいました...。

「冬のソナタ」は見たことないんですが、「秋のソナタ」も名作です。名作なんだけど地味なスウェーデン映画だし、なかなか紹介する機会に恵まれず生きてきました(笑)。だからこの際、「冬のソナタ」ブームに便乗して、紹介しちゃおうかなと。そういうことであります。

「秋のソナタ」が語られるとき「イングリット・バーグマンの最後の作品」が枕詞のように使われます。「カサブランカ(芸術論の授業で書いて96点だった(笑)レポートはこちら)」をはじめ、数々の名作を残した大女優バーグマンの遺作となったこと、それ自体にももちろん感慨があるわけですが、それだけじゃない。作品として優れていたことが重要なんだと思います。

ただ、その内容を論評するのが難しい作品でもありました。見たときにボクが中学生くらいだったこともあるけれど、母と娘との葛藤というテーマとボクとの距離感もあったと思う。女性の方がより感情移入できるドラマなんだろうと思います。また娘時代に観るのと母となって(仕事も続けていたりして)観るのとで、感想が変わってくるものなのか否か。そういう興味もあります。人生のいくつかの季節で、何度か観返してみるのも有意義なのではないでしょうか。

映像的にはアップで語るバーグマンが印象的な映画でした。ただとにかく地味な映画でした。それが逆に凄みでもあったのかもしれません。どのくらい地味だったかというと、小学生の頃見たヘンリー・フォンダの「黄昏」よりも地味だったと思った記憶があります(こっちも大好きだった映画ですけれど)。また、このずっとあと、デレク・ジャーマンの「ブルー」(地味というのと意味合いは違うが^^;)が出現するまで、「秋のソナタ」は私家版地味映画ナンバー1の地位を保持し続けました(笑)。

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コメント

「冬ソナ」はBS放送時に嫁サンが真剣に見ていました。僕は横から見て「何だよ、このメソメソした湿っぽいドラマ。いつも女優さんが泣いてるやん。」と発言して嫁サンを怒らせてしまいました。今地上波でやってますが、今度は僕が毎週見てます(恥)。

「秋ソナ」でベルイマン監督作を初めて観たという人は実は多いのでしょうね。僕もそうでした。娘役リブ・ウルマンと二人の会話ばっかりだし、地味な印象はありますね。「黄昏」で印象的だったのは、孫がkissをsuck face(顔を吸う)と表現するのをヘンリー・フォンダが呆れている場面。世代間の隔たりを言葉遣いで表現する・・・うまいです。

投稿: tak | 2004/04/20 13:35

takさんお久しぶりです。

> 世代間の隔たりを言葉遣いで表現する・・・

流石に小学生のボクには聞き取れなかったなー。
たぶん今でも聞き取れないけれど(笑)。

世代間の隔たりといえば、やはり「ダイヤルMをまわせ」でしょうか。電話とダイヤルを回すという行為がつながらない世代が大多数を占めつつありますが、「プッシュボタンMを押せ」じゃヒットしないだろうな(笑)。

投稿: ポップンポール | 2004/04/21 12:31

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