彼女からの手紙
今日は酔っ払ってます。だからちょっち、ナイーブなお話でも書いてみようかなと思って。それはこんな彼女からの手紙から始まります。美しい文字を書く人でした。
お元気ですか?その後変わりはないですか?私は...というとご報告があります。結婚することになりました。幸せですが今はマリッジブルーになっています。(中略)帰省する予定はあるのですか?もし帰省することがあったら連絡してくださいね。またみんなで会いましょう。(中略)ちなみに...結婚後は●●になります。
概ねこんな内容の手紙をもらって、どうしたらいいのでしょうか...。マリッジブルーになってるけど、会うのはみんなで。そんな帰省して会えるわけないじゃないか。結婚後の新姓なんて聞きたくなーい!
彼女には二回フられてます(笑)。最初に彼女を意識したとき、彼女はボクの横で菊池桃子の「雪に書いたラブレター」を歌ってました。ものすごく懐かしい。あれからもう十余年...。青春してたな。そして2年の月日が流れ去り、最初の別れが訪れ、長い長い7年が過ぎましたとさ。他に好きな人がいると聞いたときには本当に本当に世界がネガポジ反転して見えましたとさ。めでたしめでたし。いや、めでたしちゃうがなっ!
7年後に出会った彼女は、昔と同じでもあり違ってもいました。言葉にできないな。バッタリ出会うことってあるんですね。田舎は狭い。でもそれを運命だと感じちゃうと後々やりきれないよね(笑)。彼女が上京していると聞き、何度か渋谷で会いましたが、その後彼女は帰郷してしまいます。そしてそしてこの手紙です。元気なわけないやろ。めちゃめちゃ変わったでオレは(笑)。
あれからずいぶん時間が経ったような気がします。この手紙は、モラトリアムなこの男をひとり立ちさせるための最後通牒だったのではないかと思ってます。これまでのボクの恋愛の基準はまぎれもなく彼女でした。これがまた高い高い高い高いハードルで...(笑)。人生は一度きりだとしても、いや一度きりだからこそ、それでいいと信じてました。
モラトリアムの出口はどこかにあるのでしょうか。いや見つけるべきなのでしょうか。モラトリアムなまま生きることは不自然なのでしょうか。ボクはあらゆる日常をカムフラージュして生きてきました。まるで歌を忘れたカナリアのように。ボクにとって日常とは無用の長物でした。必要悪でした。
ドラマ「プライド」のハルを見たとき、恥ずかしながら自分を投影していました。メイビー(笑)。キムタクには死んでもなれないわけですけれど、ゲームとしての生活、ゲームとしての日常、すべて上っ面だけで生きてます。ボクの時間はあの瞬間から止まってしまったのでした。常にセーフティゾーンに身を置いて、自分自身をも第三者の視線で眺めてます。多重人格と真逆の自己喪失症にかかったか弱き子羊なのです(笑)。
でもいまこうしてここに酔っ払いつつも書き記している事実は、ボクのなかでは大変大きな変化であります。どうしてなんだろう。ウチの親がこの3月で定年退職するという連絡をもらったからだろうか。出口を見つけられそうになっているからなのだろうか。ちょこっともがいてみようかな。そうすれば世の中がまた普通に見えるようになるだろうか。そうすれば、また彼女に会えるだろうか。そのときボクはモラトリアムから解放された普通の人類として会話が出来るだろうか。その応えは風に吹かれている。
というわけで、名曲の歌詞をちりばめつつお届けしました、赤面ラプソディー。何曲わかったかなぁ!?赤い顔は恥ずかしいからじゃない!焼酎飲みすぎたんでぇべらんめぇー!カオルちゃんおそくなってごめんね。懺悔の値打ちもない。ナハ、ナハ、ナハ!酒が足りんな。今日は飲み明かそう!一人で(^_^;)。
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