過剰放送
駅の構内放送がうるさいという声はよく聞くが、私もそう感じているひとりだ。で、なぜにあそこまで過剰なのかと考えていたのだが、そういう機能を提供しているメーカーのページがあった。
エレベータとエスカレータの放送案内例が掲載されている(エレベータのFlashもなんだかな)。確かにエレベータで目の見えない方への配慮というのは理解できるのだが、エスカレータの放送はいかがなものか。明らかに意図が異なるような気がする。
こういう機能を開発する人の立場に立つと、あれもこれもと使える場面を考案することが、営業サイドからの突き上げ等によって要求されているのかもしれない。ここでこんなことを言わせようとか、日々考えていらっしゃるのかもしれない。それで過剰な機能追加というワナにはまってしまっているのではないだろうか。
営業 「おいおい、(競合他社の)A社のエスカレータは、おこさま連れに配慮してるぞ!ウチもはやく対応しろ!」
技術 「ほんとうですか!?では我が社でもおこさま連れに配慮すると同時に、長靴というものをはいたヒト、いや、それだけじゃない!わたくしはー運動靴というものを履いたヒトにも考慮することをお約束します!」(なんで古賀ちゃん口調やねん)
営業 「よし、すぐ取り掛かってくれ!」
そんな会話とともに、日夜機能追加にいそしんでいらっしゃる場面を想像する。そんな想像をはじめると、オレの妄想もエスカレートしていき、過剰放送も耳に入らなくなる(笑)。
また耳に入ってきたときは、「エスカレーターにお乗りの際は手すりにつかまり、黄色い線の内側にお乗りください」と、そこまで説明しなきゃならんヤツを相手にするなら、まずエスカレーターとはなんぞや?というところから説明を始めなきゃわからんだろうとか、そういうぼやきによって脳が過剰放送回避策を講じている。
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コメント
PL法がらみかと思いますよ。ただ、取り扱い説明を渡すわけにもいかないので訴訟回避の事柄をアナウンスしているのだと思います。電化製品の取り扱い説明書も、最近は「こんな馬鹿に使わせるほうが悪い」というような内容のことも丁寧に書いてあって苦笑しちゃいますので…(^_^;
投稿: バカぽん | 2004/02/19 12:03
アメリカでは電子レンジでネコを乾かさないみたいな注意書きもあるそうですね。ネコを電子レンジに入れて殺した挙句、勝訴しちゃったヤツがいるから。それはそれでどうかと思うけど(^_^;)。とりあえず言っといた方が無難ってことなんでしょうかねぇ...。騒音で訴えようかな。
日本より訴訟社会の外国でこれほどの過剰放送がないのは、きっと訴えられるからじゃないかと思ってるんですが、ありがた迷惑って言葉があるくらい日本人はおせっかいが好きで、迷惑だけど建前ではありがたがる性質だからかなぁ。ありがた迷惑って英訳するとなんていうんだろう???
投稿: ポップンポール | 2004/02/19 12:44
大阪の、K百貨店のエスカレーターの昔の放送では、30歳くらいの女性の優しい声で
「そこのボク、手すりから、顔や手を出すと、危険ですよ♪」
と、親しげに語りかけてきたような記憶があります。
当時、ガキだったボクは、そう言われれば言われるほど、手すりから顔や手を出したくなる衝動にかられたものでした。
さらに、エスカレーターの手すりのゴムの部分(だいたい暗い赤い色で、ずーっと回り続けている部分)から、本当に顔や手が、リアルに”にゅうぅ”っと出てくるトコロを想像してニヤニヤしたりしておりました。
投稿: たろー。 | 2004/02/19 17:50
その声が青木さやかの声で、毎日なにかしでかしてくれるエスカレータ&エレベータ音声なら飽きないかもなー。
投稿: ポップンポール | 2004/02/19 20:37
夜9時~9時半頃の東京駅新幹線ホーム
「○号車入口の方ー、白線の後ろまで下がって下さい、下がって下さいーーー。」
いけずぅな駅員のマイクは今日も怒鳴る…
投稿: まりあ | 2004/02/19 23:20
「○号車入口の方ー、一緒にお乗りいただけますー。それが青春かもしれませんー」と言ったら乗客アップに貢献できるのに。民間企業になったんだから販売チャンスを逃すな!
投稿: ポップンポール | 2004/02/20 07:41