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2004.02.15

一生親ばか道を貫こう!

へっぽこWeblog: レッツ親ばか道

いつの時代も「親バカ」は代わらず受け継がれている。人類の本能なのかもしれない。「親バカ」のよいところは、相対評価でなく絶対評価であるところだ。たまに「ウチの子の方が」と比較上位を目指す親もいるが、それは「親バカ」とはいえない気がする。

「親バカ」は常に絶対評価であって欲しいし、一生続けて欲しいものだと思う。子どもが成長するにつれて、相対評価になびいてしまう親も多い。受験産業や大学入試制度がそのような風潮を助長しているともいえるが、しかし「親バカ」はひとえに主体的に「親バカ」であり続けることを選択できる。世間に流されず、貫くことが可能な道のはずなのだ。

日本の相対評価は非常に狭い範囲での相対的な知識を競うため、金太郎飴のような思考力は身に付く。しかし日本人ももっと広い知識や体験を自由に学びたいと感じているのではないかと思う。もともと勤勉な性格だといわれているし、自由な学習環境を知らないだけではないかと思うのだ。

私が義務教育を押し付けられていた時代は、ものすごい詰め込み教育だった。その反動からか、「ゆとり教育」が叫ばれ、いま親たちは学力低下におびえている。しかし本来「学習」とは個人の衝動にかられ自由に学ぶことであり、「勉強」とは決定的に異なる。ゆとりだの詰め込みだのは学習者の立場から見ると他人事の議論(放言)であって、あえて極論すれば家畜を野で育てるかブロイラーにするかと同じだ。「学習」はその次元にはなく、議論すべきはひとえに自身の欲求とそれをかなえる環境整備の問題ではないかと思う。

私自身は、ゆとりがあればその時間を自分の学習に当てられると感じる。縛られることなく自分の知的欲求を満たせる。だが学びを「勉強」としか捉えられなければ、もっと詰め込んで欲しいから、ゆとり反対となる。それは根本的に生き方の違いに結びついてゆくような気がする。

学習は個人のものだが、公教育が果たす役割ももちろんある。あらゆる個人の知的欲求を満たせる環境整備だ。私は「知識のカタログ」といっているが、ブロードキャスト型の勉強環境からオンデマンド型の学習環境への転換を望みたい。

ただしこの分野では受験産業の方が個別ニーズを捉えて進んでいるので話はややこしいのだが(笑)、受験産業の場合は「狭い知識の競争」というベースに立っており、合理的にシステム化しやすい。それは商業化しやすさにも通じる。まさに勉強のオンデマンド化だ。そうではなくて学習のオンデマンド化が実現してこそ、知的に豊かな世界が開けると思う。公教育がネットワーク化され、あらゆる知識のカタログから専門家なり文献なりにダイレクトアクセスが可能にならないものだろうか。これは私の20余年来の夢である。

自由な学習環境という点で特筆しておきたい学校がひとつある。SVSだ。私は「SVSを勝手にリスペクトするページ@JAPAN」というサイトを、まさに勝手にやっている(笑)。SVSというのはサドベリーバレースクールというマサチューセッツ州にある私立学校で、非常に特異なプログラムを提供している。生徒が開く会議の決定が学校経営にまで影響を持つような民主主義教育を30年以上前から実践している。

実践には必ずプラス面とマイナス面がある。反対者はマイナス面を重く見るだろうし、賛同者はプラス面ばかりを見てしまいがちだ。だがそれでいい。そこで選択することが重要なのだし、選択肢があることが重要だ。

いま日本に選択肢はあるのだろうか。狭い競争のなかで、少ない選択肢に甘んじていなければならない教育業界にこそ改革が必要だと強く思う。選択は責任を伴う。その責任の共有も家族の重要な一部だろう。一生続ける「親バカ道」では、常に絶対評価というコンセプトを貫いて欲しいと思うのである。続けるためのポイントは、赤ちゃんの頃の「かわいらしさ」という基準だけでなく、様々なよい面を発見し続けていく親の姿勢にあるような気がする。

などなど、ちょうど昨日NHKドラマ「ミニモニ。のブレーメンの音楽隊」を見ていて感じたことと、へっぽこWeblogさんの記事とがボクの脳みそのなかでリンクしたので、一気に書いてしまいました。

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Comments

トラックバックがあったので見に来ましたが、私のヘッポコ文からゆとり教育まで話が広がっててビックリしました(苦笑)。何と言うか、凄いなあ。

記事を読んで、絶対評価の親バカ道を歩んでいけたらいいなあ、と思いました。

Posted by: 京國操 | 2004.02.16 at 01:39

広げようと思えば、宇宙の成り立ちまで広げられますよ(笑)。
不毛な教育議論を展開してみるという一種のギャグなので。

なんたって我が子はかわいい。
それはもうそこで完結するのが一番幸せですね!

Posted by: ポップンポール | 2004.02.16 at 12:31

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