2008.05.17

文明の面影展

文明の面影展DM

今週(5/12~17)、セツ・モードセミナー1Fギャラリーで曽我部渾(そがべあまね)作品展が開かれていて、昨日行ってきた。曽我部渾は筆名で、実は彼女は旧知のH嬢だ。デザイナーだったのだが、画家になるつもりなのかっ!?

今回が記念すべき第一回個展だ。お祝いもかねてデザインに興味がある後輩とともに訪ねてみた。H嬢も案内してくれるというので曙橋の駅で待ち合わせ、3人でギャラリーへ。

セツ・モードセミナーはスタイル画で有名な故・長沢節さんが作った教室。はじめて訪れたのだけど、そのたたずまいはパリのかわいらしい小さなアトリエのよう。モンマルトルの丘を想起させるなと思って、いまググってみたらそういう場所を選んで建てられたようだった。

曙橋の駅から徒歩数分のところにこんな閑静な場所があったんだなぁ。曙橋は酒飲んで某編プロ事務所にもぐりこんで夜を明かした思い出だけだったが、キレイな思い出も出来てよかった(笑)。また、セツ・モードセミナー前の坂道と階段は、まさにタモリ好みの“いい坂”だった!

セツ・モードセミナー1階の入り口を入るとそこがギャラリーになってる。H嬢は画家である前に、デザインや装丁のキャリアがあるわけで、そういう作品も並べるのかと思っていたが、それらは一切なく、今回の絵画(一部オブジェ?)作品だけで、シンプルな空間を作り上げていた。文明の面影展に過去のキャリアの面影は置かずに勝負ってことか?清いねぇ。

ただ、描かれる絵には、やはり過去の仕事から一貫して通じる色=白があった。それが個性というものなんだろうか。特に最初に作った作品に色濃く表れていた。ただしその作品はやはりまだ奥行きが浅い。その後の作品(上記DM画像に印刷された作品)と比べると原石といった趣きだった。

背丈くらいある作品もあった。台所で描いているそうだ(笑)。アクリル絵の具でこういうタッチの絵は結構珍しいと思う。背景の処理などまだまだ荒削りなところもあるが(ってそれオレが高校時代に画家の先生に言われたまんまなんだけど!)、伸ビシロを感じさせるな。

第二回個展もまた予定があるようなので、それまでには作品も増えていくことだろう。いまの白の時代から色彩の時代へ。また成長の跡が見られるといいな。

昔はオレと一緒にいると骨折したり、オートロックに阻まれたりあまりいい事のなかったH嬢だが(笑)、最近はアクシデントもなく絵画に集中できているようで良かった良かった。

タモリ好みの階段を上って四谷三丁目の駅まで送ってもらい、そこでH嬢と別れ、オレと後輩とは仲間の待つホルモン屋へと向かった。絵画も良かったが、ホルモンも超美味かった!

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2008.05.14

宝くじ

著作権・肖像権問題になるといやなので、こちらのサイトこちらとを見比べながら、足りないところを想像力で補いつつ読んでね。

西田敏行 「ドリームジャンボ!3億円!」
上島竜兵 「新発売!ミリオンドリーム!100万円!」
冬柴鐵三 「国民置去り!道路整備に59兆円!」

3人とも顔は似てるー!
2人は大好きなのにー!
1番得してるのだーれだ?

マッド・アマノがパロディ画像にしてくんないかなぁ。

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風邪気味

疲労と小雨と気温の変化は天敵。今回もまた条件がそろったようで、月曜から腹痛と悪寒でやばかった!

自然治癒を目指すタイプなので、とにかく悪寒対策に梅がゆだけ食べ、着込み、20時ごろ就寝。

夜中3時には大汗をかいて目覚め、着替え。

そのころには体温がものすごく上がり身体も火照ってくるので、逆にアイス枕で頭は冷やしつつ、徐々に薄着に。

身体の神経が過敏になっている。それがバロメータ。

二日かかったが、少し良くなった。ブログを書けるくらいには。

でもまだ小雨は続く。はやく晴れて欲しい。

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2008.05.11

ジョー奥田さんと地球探検隊の夕べ

うーむ、飲みすぎた!久方ぶりの楽しい飲み会で久米島の泡盛久米仙をロック(南極の氷)でガブガブ飲んでしまった。こんなになるくらい飲んだのも久しぶりだ。

昨日は地球探検隊(エクスプローラ社)のオフィスにて、ネイチャーサウンドアーティスト、ジョー奥田さんのお話を聞く夕べが開かれた。奄美大島の旅と録音について大変興味深いお話が聞けた。

特に夕べと懇親会の間にあった30分程度のフリートークの時間には、ボクのインタビュアー魂が17年ぶりくらいによみがえり、さらにいろんなお話も聞けた!興味があることだとまだまだ燃えられるんだなオレ(笑)。

●録音は女性向き!

ジョー奥田さんには、雨の音や滝の音など、私自身が録音をして難しいなと思っていたことをいろいろ聞けた。ジョーさんは企業秘密的な部分にまで少し踏み込んでいろいろ教えてくださった。感謝!!!

ジョーさんの録音に関するお話で印象深かったのは、女性への録音のススメと録音物を残すことの面白さについて。

フィールド録音を行うのはなぜか男性が圧倒的に多い。釣りとか写真とか模型とか、独りで忍耐強くやるイメージの趣味にこの傾向が多そうだ。しかし「録音」は聴覚による繊細な感性が必須なので、実は女性に向いているというお話。

人生のいくつかの節目節目を音で残すことは、ビデオやカメラよりもさりげなく出来るし、「音」は時間が経つにつれてその価値は何倍にも膨らむとか。

昔の写真を見てもそのときの音はなかなか思い出せない。でもそのときの音を一緒に聞くと、そのとき見たもの感じたことなどがまざまざと思い出される。リニアPCMなど超リアルな音が手軽に録音できる現在、音で残す需要はますます広がりそうだ。

またセクハラ・パワハラなどを受けたときに、証拠を音で残せるという実務面でもハンディレコーダはオススメ。

ボクはジョー奥田さんのCDを持っていったけれど、なかにはジョー奥田さんがフィールド録音に開眼したきっかけになったOrange Tree Production制作のCD持参の女性もいらっしゃって、オススメCDを教えてもらったりした。

●地球探検隊員になりました(予備軍?)

この会は地球探検隊の夕べの一環として催されました。隊員(旅のリピータ)の皆さんと録音好きの皆さんとが混在していたので、いつもの夕べとはちょっと雰囲気が違って、おとなしい会だったようです(笑)。

しかし夜の懇親会では旅のアイテムに“録音”が加わって、隊員の皆さんにも録音に興味津々な方がたくさん現れて面白かった。また、こちらは逆に隊員の皆さんに旅への想いを目覚めさせていただきました。中村隊長(社長じゃなく隊長と呼ばないとダメ ^o^)にも初めてお会いしました。名刺には「代表取締役 隊長」って...かっこいい!

こんだけ飲んだ翌日(つまり今日)も、伊豆で「MTBに挑戦!」ツアー同行とか。底抜けに明るくバイタリティあふれる隊長はとっても魅力的な方でした。噺家さんみたい(笑)。この熱さが隊員のハートをわしづかみなのかも!?

それにしても、世の中には旅のツワモノがいるもんですね。それも女性が多い。隣に座った若いRさんにたくさん旅行に行ってるのか聞いたら、屋久島から戻ってきたばかりで、まわりの友達と比べたら多いけれどここに来たらまだまだとおっしゃる。

他にも中東諸国とか南米とか旅しまくってるTさんも見た目はごく普通だったり(って普通じゃない旅しまくり女性はどんなイメージなんだ?)。

たまたま中村隊長の書籍の表紙の写真、グランドキャニオンでジャンプしてる方も参加されてました。

男性にも毎年北極に行っている(!)Mさんがいたり、隊員からスタッフになられた南雲さんもナイスガイ(笑)で、4時間の飲み会がなんだかあっという間に過ぎました。

地球探検隊にリピータが多いのは、このサークル感覚なんだろうなと思いました。旅は行って楽しく、後日語り合ってまた楽しいもの。そういう場を提供し続けている地球探検隊にも興味津々となりました。でもオレ、予備軍から幽霊部員にならないように気をつけないとな(笑)。

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2008.05.10

車を左から右に受け流す

車を左から右に受け流した音
(WAV/5.2MB)

左から右へ受け流すの図バイノーラル録音の“お約束”というか“登竜門”というか、車の通り過ぎる音です。

イヤホンで聞くと、車が頭の後ろを走り抜けます。

その後自転車も追随しているところがちょっとオリジナル感あり(笑)。

右から左だとムーディ勝山になるので、左から右にしました(うそ)。

9秒しかない音源ですが、96kHz/24bitの高音質のまんまアップしてみたので、5.2MBなんて大きさになってます。

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清志郎「入門編」にはたらく人々収録!

はたらーく!はたらーく!(せっせと!)はたらーく!はたらーく!(せっせと!)とてもよーくはたぁーぁぁらくぅーおとなしーいひとぉーぉぉがいるぅー(よいっしょこらしょ!うんこらどっこいしょ!)

昔フォークの神様と呼ばれた岡林が、一時はなれていた音楽活動を再開したとき、日本のリズムはこれだといって「エンヤトット」をプッシュしていた時期があった。正直かっこ悪かった!なんだか頭で考えた理屈を聴かされている感じがした。

前に書いた忌野清志郎完全復活祭ライブがついにDVD化される。それと同時に発売されるCDがあり、そのタイトルが「入門編」だ。このタイトル、清志郎を知らない世代に向けたメッセージなんだろうか?

特に目を引くラインナップはこちら。

8. はたらく人々(DANGER「DANGERII」'85)
9. い・け・な・いルージュマジック(忌野清志郎+坂本龍一シングル '82)
10. パパの歌(忌野清志郎「abcd」'93)

この曲目がこの曲順ですか。すごいなぁ。うれしいのは「はたらく人々」が収録されたことだ。エンヤトットのような理屈っぽさがない。日本の悪ガキ(でも根はいいヤツ)の音楽がここにある。どーしようもない感じの楽曲なんだけど(笑)、ハートに来る感じ。それが清志郎らしさで、入門編にうってつけなのだ(ってオレも理屈っぽいな)。

清志郎のソロワークには若手ミュージシャン(バンド)を起用したものも多い。起用っていうと大御所が若手にチャンスを与えてるみたいだが(傍から見ればそういう側面もあるにせよ)、悪ガキ清志郎が仲間を集めて好きなバンドをやって騒いでるようなものだ。

完全復活祭のときにも思い出の曲のひとつとして「はたらく人々」について触れたくらいこの曲は印象深い。この機会にぜひ聴きたいと思う。他に注目曲としては、初CD化されるCharとのコラボ「かくれんぼ」など。全18曲、まさに清志郎らしさ全開の入門編かつベストアルバムだと思う。

ところで清志郎のサイトは「地味変」(ジミヘン)だが、CDは「入門変」でなくていいのか(笑)。

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2008.05.08

五常の滝

五常の滝
(m4v/6.1MB)※iPodで見られる動画ファイルにしてみました。

五常の滝前2回は「サウンドメモ」でせせらぎや鳥の音声をアップしましたが、今回は五常の滝の動画をアップしてみました。滝ってビジュアル系だからー。ビデオキャスト(動画版ポッドキャスト)の練習でもあります(^_^)。

五常の滝は高麗川につながっているだけあって、水が澄んでますよねぇ。またこれだけ滝の近くに寄れるのもなかなかいいです。高さは12mという小さな滝ですが、フォルムはなかなかカッコいい滝です。

今回の音はバイノーラル録音じゃなくて、デジカメで動画と一緒に撮った音です。バイノーラル録音の音とイヤホンやヘッドフォンで聞き比べると、違いがはっきりわかると思います。バイノーラルの音は頭の周り360度全方位から聞こえるけれど、今回の音は頭の中で鳴ってる感じに聞こえると思います。

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鳥のおしゃべり

鳥のおしゃべり
(MP3/728KB)

五常の滝へ向かう道沿いにてこの鳥の鳴き声はどうだろう?鳥よ鳥よ鳥たちよー。はしゃぎすぎだって(笑)。会話しているとしか思えない鳥のはしゃぎっぷりに「鳥のおしゃべり」と名づけてみた。“ぴーちくぱーちく”とはよく言ったものだ。

高麗川横手渓谷を過ぎ、武蔵横手駅でお茶のペットボトルを購入し、五常の滝への入り口(山道)へ入る。滝まではここから徒歩30分だ。

山道に入ってすぐにウグイスの鳴き声がお出迎え。期待感が高まる。そしてこのはしゃぐ鳥たち。ここまで10分程も歩いただろうか。国道299号からほんの少し山道へ入っただけでこれだけの自然を感じることが出来た。

この音はボクの足音とか車の横切る音などが入っているテイクなので、安眠CDにはNGだったけれど、鳥の声のおもしろさと、車の横切り感にバイノーラルらしさがあったのでアップしてみました。イヤホンやヘッドフォンで聴いてください。

(WAVファイルはノーマライズとボリュームコントロールで多少レベルを上げMP3化してます)

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2008.05.06

バイノーラル@高麗川

高麗川横手渓谷にて
(mp3/4.1MB)※ポッドキャストで聴けるようにしました。

高麗川横手渓谷今日は昨日と打って変わってめちゃめちゃいい天気でした!ようやく出かける気分になり、高麗川横手渓谷五常の滝へ行ってきました。目的はもちろんバイノーラル録音です。だから出来ればイヤホンやヘッドフォンで聴いてください。

フィールドワークに出かけるといろいろ学ぶことが多いですな。録音めあてで世の中を見ると、観光地で写真を撮るときとはまったく異なる視点になりますね。

ズバリ敵は子どもと車と飛行機です(笑)。行楽地に行くと、とにかくうるさい。いや、それが行楽地というもの、結構結構!でもそういうところから一歩踏み込んで、ひとけの無いせせらぎを探し歩きました。

JR大宮駅を起点にしたので、JR川越線で高麗川駅まで行ってそこから歩きました。タウンウォッチングがむしょうに好きなので。時間短縮するならJR東飯能駅(八高線)まで行って西武線に乗り換え、武蔵横手駅下車がもっとも楽ちんです。

高麗川横手渓谷は、西武線の武蔵横手駅と高麗駅の間あたりです。ここの清流はとにかく水がきれいなんですが、音も大きすぎず小さすぎずで、まさに“せせらぎ”でした。初めての渓流録音地としては大変よいポイントでした。

逆にあいあい橋のあたりはお子さん連れで遊びにいくにはいいところですが、行楽客が非常に多く、録音ポイントとしてはイマイチでした。

●バイノーラル3分間録音のススメ

リアルヘッド方式のバイノーラルマイク(BME-200)はイヤホンのように自分の耳に入れて録音するんで、当然ながら顔を動かせば左右のバランスも変化します。これが結構難しい。小鳥が鳴くとついそっちを見てしまいます(笑)。

でも長時間同じ向きでいることは苦行なので、そういうとこはゆるーく、自然を楽しめばいいと思います。音源売るわけじゃないんで。私は3分間録音のススメを説きたい。3分間、敵にも邪魔されず、いいバランスで録れたらそれでOK。ポップスを聴くようにせせらぎを聴こう宣言です(笑)。

もちろん録音は切らずにし続けて、マイクゲインやレベルを換えたりしながら安定するポイントを探します。そして決まったらそこから3分間待つのだぞ(チャン!>古っ!@ボンカレーCM)。

高麗川横手渓谷では15分程度いい音で録れたのですが、ブログには子どもと車と飛行機の入ったヤツをアップしときます(笑)。NG集はそれはそれで好きなので。それでも清流の音とか小鳥の音とか、結構気に入ってます。

あと、レコーダのZOOM H2の思わぬ効能。それはあのマイク型フォルムです。バイノーラルマイクがいかにもイヤホンに見えるので、まわりから観ると「滝を見に来てまで音楽聴かなきゃならんのかねぇこの人は!?」みたいな眼で見られがち。しかし(本当はバイノーラルマイクで録音してるけど)いかにもH2で録音しているかのように持っていると、手持ちマイクで録音しながらモニターしてる人に見えて不自然さが減ります(笑)。

3分間ずつでもいい音が溜まったら、それをフェードイン・アウトが重なる感じでつなげてノンストップ安眠CDを作りたいと思っております。フィールドワークで楽しく疲れて安眠CDを作る。なんてすばらしい循環なんだ(笑)。

今後もちょくちょくバイノーラル録音をアップしていくつもりなので、「サウンドメモ」ってカテゴリーを新設しました。

水と旅する最後にもうひとつ発見したことを。全国の観光地でない清流を探すのはなかなか難しいです。でもアタリをつけるには釣り関係の本がいいかも!

渓流釣りの人とバイノーラリストとは求める条件が結構似てる。そしてお互いに干渉しない(笑)。というわけで佐々木一男先生の渓流本でも読もうかなと思っている昨今です。ひとくちメモでしたー(笑)。どんどん未知の領域に興味が広がってくなぁ。

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2008.05.05

水谷豊のCDは通常版必聴!

音楽を聴きたくないっ!と書いてから舌の根も乾かぬうちに音楽CD紹介ですけれど(笑)、水谷豊さんご出演の「SONGS」(NHK)観ました。すばらしい!

なにがすばらしいって、番組のなかで「表参道軟派ストリート」(作詞:阿木燿子、作曲:宇崎竜童)を歌われたんですよ!正直10代でなきゃ歌えない(いや21世紀の10代でも歌えない)恥ずかしい歌詞を、当時の自分の映像とデュエットですよ。

リラックスした水谷豊さん、はじめて見たような気さえしました。

水谷豊という特異な役者について、ボクは大いなる勘違いをしていたようなのです。ボクは水谷豊はオトコ市原悦子(家政婦は見た)ではないかとずーーーと思っていたのでした。

その独特の雰囲気・オーラに包まれた演技力。他の誰にも替えることの出来ない存在感。棒読みに見えて、しかしそのセリフ回しでなきゃ完成され得ない苦悩する若き犯罪者(の役)。

原田美枝子と夢の共演映画にして秀逸な「青春の殺人者」や、「俺たちの勲章」第15話「孤独な殺し屋」こそが、ボクにとっての水谷豊の真骨頂なのでした。

しかし、SONGSのなかで言われたのは、ドラマのなかに(演技ではなく)素の自分を観てもらいたいということでした。熱中時代を引いての談話でしたが、ボクは驚愕しましたね。あの存在感は素の自分なのかって。おそるべき役者ですなぁ。

そして50代で歌う「表参道軟派ストリート」です。素の自分で歌える歌じゃないんですよ、ホント!22年ぶりのCDでも、制作者側は悩んだと思うんですよ。この曲をセルフカヴァしてもらうのかどうか。

それでかどうだかわかりませんが、初回限定盤には「表参道軟派ストリート」が入ってません。通常版のほうにだけ入ってるようなんですよ(発売まで若干日があるので変更あるかもしんないけども)。

普通、初回限定盤(DVDもついてる)を買いたくなるもんですが、水谷豊22年ぶりの新作「TIME CAPSULE」は通常盤で「表参道軟派ストリート」を聴くことがもっとも重要だと思ったりしているわけです。

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雨かぁ

今日は朝からバイノーラル録音で小旅行の予定だったのだが、関東地方は雨になるようで延期した。まぁ「雨の音」というのもバイノーラリスト(?)にとっては大いにそそられる音なのだと思うけれど、初心者なので天気の良い日に渓流や滝の音からはじめたい(メーデーで始めてるって噂も)。明日は晴れるみたいだし。

そのかわり本日、溜まっていた雑事を済ませなければ。FX関係のほぼ非公開ブログの書き込み激減してて、毎日見に来てくれてるコアな読者さんすんまそん...。サヤ取りってタイムスパンが長いのよ。その間はこうして趣味に没頭してるので、いちいちログインするのも面倒でさ。いまはそういう時期ってことで。視野は広げられるときに広げておかないと。相場サイクルと同じさー。でも今日は何か書くかも。状況によりますが。

さて、バイノーラルだ。今週末にネイチャーサウンドアーティストのジョー奥田さんが来日されて、お話が聞けることになりました。捨てる神あれば拾う神ありっていうか、昨日書いたようないまのオレの精神状態が少しでも上向けばありがたい。新しい展開が始まりそうな予感あり!

若かりし頃のオレにとって、旅と音って本当に大切なものだった。それがいつの間にか日常に流され仕事に忙殺され(って言い訳作って)、旅も音もおざなりになったまま十数年が過ぎたような気がする。ま、いま現在の生活そのものが旅の途中って考え方も持ってますけれど。

それがいま、幸か不幸か、がんじがらめの環境がそんな昔の自分を思い出させてくれた。管理統制社会に感謝(笑)。そしてシネマリウムからバイノーラル録音に出会い、宮本民俗学と出会い、フィールドに戻ろうとしているオレ...。もしかすると、もっともいい循環のなかにいるかもしれない。

立ち直りの早さは驚異的だな(笑)。どんな相場も底練りが始まれば次は上昇するものさ。いつもはうっとおしい雨だが、今日の雨はなんとなく気持ちを晴らしてくれる。これもまた自然のなせるワザか。2008年はネイチャージモンともまったく異なるネイチャーワールドへGo!(でもダチョ・リブレ再開して京都も満喫!)

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音楽を聴きたくないっ

今日久しぶりにCDショップへ行った。結局買ったのは株式会社デラのネイチャーサウンドギャラリーシリーズの2点、「波 慶良間・久米島」と「白神山地」だった。

バイノーラル録音にどんどんはまって行く自分が先なのか、音楽から離れていく自分が先なのか、その相乗効果なのかよくわからない。でも確かなことは、メロディを聴きたくないってことなんだ。

オレの人生、いろんな趣味・興味が波のように寄せては返し、それらがスパイラルに作用しあって生きて来た。しかし音楽は根底にあったように思う。それがいま、ついにというかとうとうというか、ほとんどいらない気分なのだ。

いや、これまでもこういう時期が多少はあった。音楽から離れて絵を描いたりプログラミングをしたり書物に耽ったり。しかし今回は重症だ。

メロディというものが、とにかくうっとおしい。CDを聴こうとすると身体が拒否反応を起こす。それでヒーリング(波とか小鳥とか)だけの音を聴いている。

アンビエントにはまった時期、そこにはハウスのビートがあった。いま、ビートも欲しくない。機械的・人間的(人工的)なビートに気分が悪くなる。

メロディも人工的なものであり、結局人間がイヤになってきているのかもしれない。ストレスもここまでくれば立派なものか?もしかすると身近な人のリアルな死が、虚飾の世界からオレを目覚めさせたのかも(宗教とかスピリチュアルとはまったく関係ないけどねっ!)

口からでまかせばっかりの人間関係。とっくの昔に割り切っていたつもりだったが、口ばっかりの人間が想像以上に跋扈してオレの生活まで脅かし始めてる。侵食の度合いが大幅に拡大したのかもしれない。精神の堤防は決壊寸前だ。

そういう人間に対して、これまで常に武装して闘ってきた。でもそんな武装した自分の無駄な時間が嫌いになってきた。なんで無駄な武装をしてまでそんな人々と付き合う必要があるのかわからなくなった。ネクタイをするだけで嘔吐しそうになる日々だ。

大西巨人や宮本民俗学が読みたくなったのもバイノーラル録音に興味が出てきたのも、虚飾まみれの腐れ現代社会における人工的環境への拒否反応かもしれない。

オレは時代の空気に結構敏感肌(笑)。3年もすればこういう状態の人類が巷にあふれ出すように思う。ねずみが沈み行く船から逃げ出すように、この社会から逃げ出そうとしている自分がいるのかも。音楽からの逃避はその前兆か。

しかし自然音CDも厳密には人工的なものであり、こうして書いているブログだって人工空間そのものだ。

いま聴きたい音楽がないから独りで渓流に音を拾いに行きたい衝動にも駆られている。それをまたブログで記録しておくことだろう。その程度にはまだ地球や人間に対して興味があるのかもしれない。もっともそれはすべて私的なものだが。

これからは自分のためにどれだけの時間を残せるか使えるかを最重要だと考えるようになった。これも単なるバイオリズムのサイクルかもしれない。しかし置かれた環境がこのサイクルを突破して大きなトレンド相場を生むこともある。

結構日常や環境に対しては鈍くグズグズしているオレだが、トレンドが生まれたときには乗ることをFXで覚えた。オレはビジネスも大好きだし、観察対象としての人類も大好きだ。でもいまはとにかくメロディのない世界で、精神の蘇生が必要だ。

ゴールデンウィークでよかった。ここで出来るだけ蘇生して、またあの忌まわしい虚飾とうわべだけの世界へ戻っていくのだ。より露骨に表層的な戦士となって!

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2008.05.04

醜い風景


大きな地図で見る

美しい渓流を探していて、たまたまたどり着いたゴルフ場の画像です。表示された瞬間にゾッとしたもので。ここだけが特別醜いわけでなく、きっと日本中にこのような“風景”がいっぱいあるのでしょう。昔から日本のゴルフ場が嫌いでしたけれど、こうしてみると身の毛もよだつ風景だ...。

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2008.05.03

セブンイレブンは船場吉兆を見習え!

昨日21:50ごろセブンイレブンで弁当を買おうとして、はじめて賞味期限切れ弁当でレジに並ぶ当事者になってしまった!

店員の女の子が「期限切れですので交換します」とレジを出て行ったが、同じ弁当がないことは知ってた。どうするか待ってたら「同じものが無いのですが...」との回答。ひねりなさいひねりなさい!

弁当の期限を見ると、午後7時が期限となってた。おしい!3時間早くオレが来れば良かった!めんご!

いやいやいや、違うだろ!3時間前には食えてた弁当が、もう食えんのかいっ!そんな危険なモノ出しとんのかい!っつーか、それなら3時間前に客の前からさげとけよー。本部直営トレーニングストアはこれだからダメだな。真剣さが足りん!

セブンイレブンはちょっとだけ船場吉兆を見習え(笑)。高級料亭なのに、他人の食べ残しを使いまわししてたんだぞ。前回の偽装問題といい、今回発覚した食べ残し問題といい、もったいない精神は健在だ。一本筋が通ってる。ブルジョア客に対する反骨精神が見える(笑)。

いつものオレなら店長呼んで無料にするよう交渉しちゃうのだが、疲れていたので期限切れ弁当より安くてカロリー低めの弁当に換えてやった。結果的にヘルスィー(?)。

まぁ、安易にコンビニ弁当を買ってる時点で、一夜の夕食がもったいないか...。

しかし、せめて賞味期限をもう少しフレキシブルに出来んのかな。あるいはここまで厳密にやるなら、買ってから消費するまでの猶予時間をレジで宣告してみたらどうだろう。

「お客様、こちらのお弁当はあと2時間16分以内に消費なさいませぇ!」ってさ。

「お客様!あと12分しかありませんよ。お近くにお住まいですか?素早く帰宅してお食べください!レンジで2分消費しますから、あと10分しかありませんよ!お客さまぁ」とかさ。

「お客様、あと4分ですよ!大丈夫ですか!ここで食べますか?あたためますから。いいえ、私の責任で温めますから、ここで食べなさい!そうしないと食あたりしますよ!」みたいな。

レジを通せないしくみは締め付けには都合がいいだろうけど、狂ったような潔癖さは、きっと人間の精神にも異常を来たし始めるぞ。ほんとのようなウソだけど(笑)。

人間社会はもっとファジーだったはず。その余裕というか寄り道感覚みたいな部分こそが、社会をうまーくゆるーく存続させて来たんじゃないかと思うわけ。労働までデジタル化しちゃった現代はほんとに生きずらい。

常に変化を求められているコンビニの過剰さと、伝統と格式の高級料亭での不始末と。真逆だけど根は同じ。継続は力なり。されど権力は腐敗する。コンビニは世の中を便利にしてくれたけれど、長く続くとトンデモな風習が出てくるのも世の習い。

「お客様、鈴木会長の方針に逆らうんですか!いえいえ、鈴木会長の著作に賞味期限なんてないんですよ!」

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2008.05.01

バイノーラル録音@メーデー

5月1日はメーデー。メーデーがどういう日か知ってますかっ!?それは年に1度、車道を一般人が堂々と歩ける日です!

というわけで、バイノーラル録音に目覚めた私は、このチャンスを逃すまい(っつーか、確信犯的に間に合うようにマイクとハンディレコーダを購入したわけですがっ)と、このお祭り行列に紛れ込んでバイノーラル録音を堪能してみました。

録音時間が長時間に及ぶ可能性があったので、品質はCD並み(44.1kHz/16bit)で録音。それでも4GBのSDカードなら6時間以上録音可能です(ぶっ通しじゃなく、ファイルは分割しますけど)。

いろんな音が録れたんですが、特定の政治的主張とか個別労働組合による言語的意味が通じる音ってのは公開をはばかられるので、そういう音声は個人でバイノーラルを楽しむために使うことにして、とりあえず公開できそうな部分をさがしました。

その結果選んだのは、たまたま通りかかった救急車の音。そう、ドップラー効果です(笑)。

ドップラー効果の波形

場所はJR新宿駅南口、甲州街道の高架のあたり。車道の一車線をデモ行進が使ってたので、その行列のなかで出来るだけ車に近づけるよう右端(車道の中央線寄り)を静かに歩いていました!

音声はハンディレコーダZOOM H2バイノーラルマイクBME-200を接続して録音してます。それをパソコンにコピーして、超カンタンに使えるフリーの波形編集ソフトSoundEngineFreeでフェードイン・フェードアウトの加工をし、iTunesでMP3に落としてます。上の画像はSoundEngineFreeでのドップラー効果の部分の波形です(笑)。そして音は下記です。

メーデーデモ行進が聞いた救急車ドップラー効果の音(35秒)

救急車が去った後のトラック系のアイドリング音もなかなか味わい深い。ヘッドフォンで聞くとバイノーラルな感じに録れてるのがわかりやすいです。特に自分の後ろに遠ざかっていく音とか、後で鳴っている音声のリアル感がバイノーラルの面白さかもしれないですね。

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2008.04.29

現代少年コナン

2008年昭和の日、未来少年コナンDVD-BOXをようやく見終えた。今年7月には洞爺湖サミットが開かれる予定だけど、未来少年コナンのなかで2008年7月といえば、地球は超磁力兵器による世界大戦で地軸が捻じ曲がり大陸が海に沈んでしまった未来でした...。未来少年コナンはその約20年後の物語。

いまの世の中、21世紀、人間界はテロの世紀といわれ、自然界では地球が悲鳴をあげている。世界大戦はなんとか免れているけれど、世界の覇権争いでは一触即発な環境が醸成されつつある。未来少年コナンの中で描かれたさまざまな問題が露見しているともいえます。

しかし未来少年コナンをあらためて見直して、これはレジスタンスの物語だったということが良くわかります。1978年の日本といえば、安保闘争が敗北に終わった後、高度成長の只中にありました。そこに宮崎駿のコナンが登場しました。その後の宮崎作品はほとんどコナン外伝のようなものかもしれない。コナンにはすべてのエッセンスが詰まってる。

インダストリアの支配(独裁)を企み最後はギガントに乗って世界征服を妄想する男レプカから、少女ラナを救い、レプカの部下だった女性士官モンスリーを寝返らせ、ハイハーバーを守り、生まれ故郷である残され島へ開拓者として戻っていくコナン。超人的なヒーローであるコナンがインダストリアでは抑圧された人々を助け、レジスタンス運動を成功に導きます。

いまの世の中、アメリカ帝国主義からテロと呼ばれているものすべてが本当に悪なのか。レジスタンスとテロリストとは、それに関わる自分自身の立ち位置によって正反対の見方になります。未来少年コナンのなかで描かれたレプカ対パージされた人々というわかりやすさが今ないのは、中間層にいる人々がどちらかといえば権力者側の情報に泳がされている可能性があるのではないか。

いっぽうでインディーズ系メーデーのような運動は広がり、格差社会のなかであえぐ人々の自発的な闘争も始まろうとしています。日本のレプカをあぶり出し、格差のない世の中を開拓しようとする人々。そのような時代にコナンは必要ないかもしれない。ただ一人のヒーローよりも、人々の力・自発的連帯が世の中を変えるのかもしれない。

ところで今年7月の洞爺湖サミット、そのパンフレットは名探偵コナンです。2008年7月はコナンが熱い(笑)。ボクはやっぱり反体制で、(押し付け愛国心ではなく)自発的愛郷心のある未来少年コナンが好きです。腐っても体制側のパンフになんかなって欲しくないやね。

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2008.04.28

GW 二人の巨人を読む

いよいよゴールデンウィーク。とりたててどこか行楽地へ行く予定もなく、読書中心の連休にしたいと思う。すでに読みたい本は購入済みだ。キーワードは現代の巨人。たまたま偶然“巨人”つながりだったわけでネライじゃないが、切り口として“巨人”は大変面白い。

まず、名前が巨人の大西巨人著『深淵』(上・下巻 光文社文庫)だ。すでに読み始めているが、大げさでなく私の日本語への意識が変わった。小説の言語として、かつてない精巧な言葉。小説の精巧さという点では中上健次を思い起こすけれど、その難解さとはまったく違う大西巨人文体の描写力。ぐいぐい引き込まれていく。

大西巨人さんといえば、日本文学の金字塔といわれる『人間喜劇』が代表作。私は漫画で読んだ。「人間喜劇」を漫画化しようという試みそのものにものすごいエネルギーを感じて。

『深淵』はインターネット小説として書かれた。それが完結して単行本化され、すでに文庫化されている。文章には若干手が加えられているそうで、オリジナルが読みたい場合はネットで読める。大西巨人さんの映像も見ることができる。そこでの語りはとつとつとしているけれど、丁寧に言葉を発する大西巨人さんの映像は凛としていた。「本」を「活字の本」と言い換えるあたり、まさに大西巨人体だ。

もうひとりの巨人は、宮本常一氏だ。厳密には宮本氏について書かれた『旅する巨人宮本常一 にっぽんの記憶』(みずのわ出版)を読もうと買ってきた。

恥ずかしながら、同郷山口県出身の巨人・宮本常一についてまったく知らなかった。民俗学というと南方熊楠や柳田國男がすぐに思い浮かぶ。だがそういったメジャーな(マクロな)民俗学でなく、もっと現場主義的なミクロな民俗学ともいうべき宮本常一にこそ、私はもっと早く出会うべきであった。

周防大島というと、昨日の自民・民主激突補選で民主党が2万票の差をつけて大勝した山口二区だ。高齢者の多い島だ。数年前に家族で民宿に泊まりに行った。宮本常一氏はこの島の出身で、距離にして地球を4周半できるほどのフィールドワークで日本の漁村を中心に記録し続けた。

一躍注目を浴びたのは大宅賞を獲った佐野眞一著「旅する巨人」によって、その生き方や仕事のすばらしさが描かれてからだと思う。そしてスローライフが浸透してきている現代、宮本常一の仕事が再評価され始めているようだ。

なにせ私自身に何の予備知識もなかったもので、紹介するのも気が引けるわけだけど。どうして買ったのかといえば、たまたま東急ハンズ新宿店でバイノーラルマイク・イヤホンを購入して、隣の紀伊國屋書店に立ち寄った。バイノーラル録音からの連想で、波打ち際のイメージが浮かび、なんとなく民俗学の棚あたりへ。

気分はフィールドワークだったのだ。その前にジル・ドゥルーズの『無人島』に強烈に惹かれつつ、似てるけどぜんぜん主旨が違う本だな...とか思いながら、そういう現代思想系の棚を通って民俗学へ。そこで「旅する巨人宮本常一」という言葉が私の気分とシンクロしちゃったわけ。で、出身が周防大島だとわかり、俄然興味が出てきたのだった。

同時に『宮本常一のメッセージ』(みずのわ出版)をガイド役に購入し、こちらから読み始めた。外堀を埋めてから最終的に宮本常一さんの著作へたどり着きたいと思っている。

二人の巨人に共通点があるとするならば、それは教科書に載らない巨人かもしれない。メジャーな学問への入門の入門として学校教育がある。しかしその外にはもっと広い知的世界が広がっている。私はそういう外の世界を常に志向してきたし、そこにこそ本音の学問があるように思うから。市井(しせい)という言葉が好きだ。

進化論はダーウィンじゃなく今西錦司こそ読むべきだし、歴史は物部氏から始めたいし、サンダカン八番娼館のおさきさんや沖縄の人々を通してのオーラルヒストリーを重視したいし、哲学ならヴィトゲンシュタインだし、子どもの頃からとにかく学校教育がなぜか取り込まない(取り込めない)知的な周縁(エッジ)にこそ、自分自身の立ち位置、住処があるように思っていた。

山口県で学んできたのだから、そのなかで宮本常一という名を多少なりとも記憶していてもよさそうなものだ。しかし学校で一度も聞いた記憶が無い。

まぁそれでもこうして遅まきながら出会えたことに感謝しつつ、昭和大好きっ子がたどり着いた昭和の原点ともいうべき宮本民俗学への入り口。今年のゴールデンウィークは宮本常一とバイノーラルマイクを持ってフィールドに出よう!

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2008.04.27

バイノーラル録音試し録り

Cinemarium_rack_2土曜午前中にシネマリウム設置台が届いたので早速設置。ただ置くだけだけど。両サイドにあるルミナステンションラックの天井への突っ張り柱の前面内側をいったん緩めて、そこへ設置台をはめ込み、また天井突っ張り柱を元に戻す。これで作業完了!

右の画像では、わかりやすいように台と見えないテンションラックのポールの位置関係を描いて重ねてみた。まぁ本体そのものがかなり高い位置なので規格外な使い方だけど、音の抜けは確かに変わった。

午後は新宿へ。東急ハンズでやっているバイノーラルマイク「BME-200」の実演販売が目的。雨が降り出していたが、気分がバイノーラルモードになっているので、雨の音をしっかり聴きながら(まだ自分の耳だけでだが^_^;)駅へ向かった。

●日常を“聞く”意識に変化

バイノーラルに興味を持つと、日常の意識が変化するな。あらゆる日常音に敏感になる。「あ、この工事現場の音欲しいな」とか「お、このビルの反響音は空間的に面白いぞ」とか。日常にほとんど興味が無い私が、こういう形で日常にコミットしていくなんて、そのこと自体も面白い。

バイノーラル録音を公開されているサイトやブログもいろいろ聞いてまわった。車の走る音、雨の音、波の音、雑踏の音、そういう日常音や自然音がやはり対象となっている。なんてことない日常を切り取る楽しさ。それはカメラでもそうだし、ビデオでもそうだけど、「音」、「音だけ」という切り取り方はまた新鮮だったりする。

●BME-200はじめて物語
さて、東急ハンズ新宿店5Fへついた。一応オーディオ機器なつもりで赴いたが、そこはいわゆるオーディオ機器的空間ではなかった。カーテンとか掃除用品とかそういうフロアだった。

実演販売員さんがお二人いらっしゃって、いろいろ聞けた。アドフォックス社ってそもそもは補聴器の会社。補聴器って日常の音を自然に増幅することが目的だからこそ、バイノーラルに注目されて開発されてきたわけだ。

しかしある日、展示会場にとある著名なオーディオ評論家氏(名前も聞いたけど忘れた)が訪れて、アドフォックス社のバイノーラルマイクに衝撃を受けられ、持ち帰ったマイクでジャズの演奏を録音し、アドフォックス社にフィードバックされたそうじゃ。それを聴かされた社員はオーディオ分野に新たな販路を見つけ、手軽に生録が楽しめるバイノーラルマイク・イヤホンBME-200を売り出したというわけじゃ。めでたしめでたし。

ハンズでの実演販売ではカラスの鳴き声とか、アドフォックスのサイトでも視聴できるいくつかのファイルを聞かせてもらった。やはりいい。なんで新宿のど真ん中でカラスの音に聞き入っているのだオレは!?とか、そういう疑問もオモロかった(笑)。オーディオマニアは何百万円もするスピーカーで水滴の音を聞いたりしてる。同じだよ!

でもそのカラスの声が、なんの変哲も無い安いボイスレコーダ(MP3)で録音されていて、なんだか匠が木彫りをしているようなイメージが浮かんだ。木彫りの名人がちょちょっと作った置物でも、なんだかめっちゃ味わい深いってことあるじゃん。そういう感じでカラスの鳴き声を聞いたのであった。

いまハンディタイプのリニアPCM録音機もブームになっているし、ハンディ・レコーダとBME-200との組み合わせはかなり楽しい旅行アイテムになるのではないだろうか。即効で購入。BME-200の店頭販売は東急ハンズの渋谷・新宿・池袋店で行ってるそうです。

ウインドスクリーンの裏側に両面テープを貼って装着すると、ウインドスクリーンを失くしにくいって話も聞いて来ました。失くすと結構高い(3000円くらい)。毛糸の帽子なんかでもウインドスクリーン効果は得られるとか。ひとくちメモでしたー(笑)。

●旅行と音の思い出
昔欧州旅行したとき、アインシュタイン博士の生家の近くで、ギターを弾きながらサイモン&ガーファンクルのミセス・ロビンソンを歌っているストリートミュージシャンがいた。私は欧州旅行を音で残そうと(というよりサンプリングシンセに取り込む音を探すため)、録音機能付MDウォークマンとマイク(カラオケマイクみたいなでかいやつ)を持っていたので、彼の横に座って録音した。ほとんど使えるシロモノじゃなかったけれど、思い出としては残ったのだ。

同じ旅行の最中、ドイツの電車のなかで、ボイスレコーダに旅の思い出をしゃべっているドイツ語のおっさんも見た。トーマスクック時刻表を持ってたから、たぶん旅行者だ。そういう楽しみは昔からある。それをバイノーラルな音でリニアPCM録音(CD音質以上)で残せる現在、生録ブームは世の流れなのではないだろうか。

ボイスレコーダといえば、理不尽な要求(異動辞令とか違法要求とか)を呑まされそうな場面で、マイクロテープレコーダを持ち込むみたいな使い方を思い出す。その場限りの口約束なんてすぐ反故にされたり、企業犯罪に巻き込まれそうになったりする危険もある現代社会。証拠を残す武器を常に携帯することが重要となっている。いまやマイクロテープに比べれば音も使い勝手も格段に良くなっている。現代人必携アイテムともいえよう。生き難い世の中だがこれもサバイバルだ。

ま、バイノーラルマイク付イヤホンはそういうしょーもない日常を離れて、ケガレのない心とともに使ってください(笑)。

●部屋で早速録音してみた!
Zoomh2_bme200_setマイクを買ったらすぐにでも録ってみたい。とりあえず自宅でギターを弾きながら歌ってみた。もちろん24bit/96kHzで録音してみて愕然!なんて下手なんだオレ(笑)。こんなに下手だったなんて...。

まるでハイビジョンに吹き出物がドアップで映された女優のような気分だ。だがそのリアルさにも驚いた。下手さに慣れてくれば悪くない(立ち直り速いんです!)。元春のSugartimeを歌った。なぜこの歌かというと、

Do you remember
(あの時の二人)
Do you remember
(あの日の輝き)

って掛け合いがあるじゃんか。ここを一人でやってみたかった(笑)。リニアPCMだとまさにリアルなので、オレが二人で歌っているわけだ。しかもピッチのずれ具合も含め100%オレのグルーブと合っているわけ。こんなに気持ちのいい掛け合いだったりハモリってないぞ。

逆に自分自身とハモってみることで、バンドのグルーブを作り出す(他人とグルーブをあわせる)ことの困難さも発見できる。バンド活動ってのが音楽的にいかに困難な仕事なのかを謙虚に知り、そこからまた練習に戻るという反省材料にも使えるのだ。まじめだなぁ。バンド休止中なのに。

この録音は非公開。著作権料の問題あるから。

●森のクマさん風のコードを弾いて比較
さて、このくらい長文にしとけば、ここまで来る人は少ないだろう。ということで、下手なギターでアルペジオを弾いてみた。ひとつはバイノーラル録音、ひとつはZOOM H2の内蔵マイク(FRONT90度ステレオ)で、音質はCDレベル(44.1kHz/16bit)のWAVファイル。どちらも3MBくらいある。森の熊さんって童謡を口ずさみながら聴いてください(森の熊さんを弾いているわけではありません)。2)のほうが左右逆になってるのは、リスナーポジションで録音したため。どっちもPCに取り込んだ後ノーマライズしてます。

1)バイノーラルマイクで録音
2)内蔵マイクでステレオ録音

音の違いはわかりますかね?ヘッドフォンで聴くとよくわかるんですが、1)のほうは頭の外で音が鳴ってる。回りの空気感(ノイズ)も聞こえます。2)は指向性の高い内蔵マイクなので、頭の中で音がなっててノイズは少なく感じます。ノイズの有無がどうこうというより、空間の聞こえ方の違いが聞き分けられれば違いがわかると思います。

あと弦をこする音とか、サムピック(親指にプラスチック製のピックをはめて低音弦を弾いてます)の当たる音まで聞こえます。1)ではH2内蔵メトロノームのクリック音も入ってますが、これはバイノーラルマイクで録音する際、モニター音をマイクの裏についているイヤホンで聴きながら録音したから。クリック音のレベルは3です。

オマケでウクレレバージョン(笑)。

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2008.04.26

聖火ランナークイズスタート!

いまNHKでクイズ特番やってるよ。聖火ランナーが誰かを当てるリアルタイムクイズ(笑)。

厳重警戒で護送されてる(?)聖火ランナーの名前は公表されていない。

アナウンサーも幅広い著名人を知ってないといかんから大変だぁ。

マスコミ新入社員の感度チェックに使えそうだぞ。

NHKはウラで名簿を入手しているかと思っていたが違うのか?

やっぱインサイダー取引する局員もいるから信用されてないんだな(>_<;)。

それにしても面白い光景だなぁ。なかなか見れないコメディだ。

個人的にはオリンピックのハイライトだな。聖火護送集団!

思わず録画し始めた。でもYouTubeで出てくるだろうな。楽しみ。

欽ちゃんに沿道からモノ投げんなよ!失敬な抗議方法だ。

でも透明の盾に守られて笑顔の欽ちゃん。

アナウンサーもそういうことにはあまり触れない。

昭和のプロレスラーにトイレットペーパー投げるみたいなシチュエーション見れないかなぁ。

これ、お祭りなの?どー見ても政治デモに見えちゃうよ。

映像を見ながら思わず「安保!反対!安保!反対!」って口走っちゃったよ。

でもこの隊列は機動隊なんだよなぁ。時代は変わったなぁ。

映像からひとつも楽しさや期待感が伝わってこない。聖火リレーなのになぁ。

何のために走るのか。何のために守るのか。

世の中の矛盾を凝縮して、聖火リレーはなぜか世界を駆け巡る。

火をあがめるのやめようよ。

かつて火は神聖だったかもしれない。

けれど、いまや戦火が世界を席捲してる。

日本の国旗「日の丸」はとってもいいデザイン。だけど汚された。

火だって同じじゃないか。オリンピックそのものが汚れてて。

聖火も日の丸も、崇めながら汚してきた人々がいる。

彼らを象徴するものだから、気持ち悪い。

お、福原愛ちゃんだ。これはサービス問題だな(笑)。

欽ちゃんにモノが投げつけられたってコメントがニュース風に流れたぞ。

ここがハイライト中のハイライトだったのかな?

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メルシィ!人生 放映決定!

いま日本でこの映画の放映を心待ちにしている人がどれくらいいるのでしょう?フィリップ・デグリーの新作を心待ちにしている人より多いかな?でもボクには因縁ありのこの映画。ついに放映決定です!

2007年1月に「映画四昧」のなかで「メルシィ!人生」をamazonで予約したことを書きました。しかし、待てど暮らせど入荷せず。結局この年の12月まで引っ張って断念(というか強制キャンセル)させられていたのです...。

ボクには(っていうか誰にでも?)、欲しいけど手に入れられないモノのリストが頭の中に常にありまして。その1ページ目には“愛”と書かれているんですけれど(笑)。落ち目のアイドル歌謡かよ!

で、そのリストの中の文字を発見する能力にかけては、他の追随を許さない私がここにいるわけです。まぁオレの頭のなかだけの世界だからね。

今朝も何気なく、いや原田美枝子デビュー作「恋は緑の風の中」とか、トニー・ビル監督の「マイ・ボディーガード」などが放映されないかをチェックしていたんです。そこで発見したのが「メルシィ!人生」でした。

やってくれるぜ!さすがシネフィル・イマジカは映画ファンのためのチャンネルでござんすねぇ。

さて、放映日ですが、シネフィル・イマジカの紹介ページにリンクしときます。って、なんだ?3月からやってんじゃん。まったく見つけてなかったなオレ(笑)。他の追随許しまくってる!ま、いいさ。観れれば。いや録れれば。5月は最後のチャンスだ!

前夜祭と称して「奇人たちの晩餐会」をもう一回観ようかな。

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2008.04.25

聖火ランナー

いっそ、機動隊員が聖火ランナーやれば?

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